シンガポールのお正月料理

シンガポール発祥のお正月料理、魚生(ユーシュン)を「ディン・タイ・フン」からお持ち帰りした。

一言でいえば、スモークサーモン(あるいは生のサーモン)を使った、細切り野菜のサラダ。野菜の切り方は、お刺身についてくる大根のような感じ。大根、キュウリ、ニンジンの細切りにいろいろな「調味料」を入れて、サーモンを加えて、みんなでお箸を突っ込んで、お祝いの言葉を言い(叫び?)ながら高く放り上げる感じでまぜて食べる。

日本のお節料理のように、それぞれの材料に象徴的な意味があって、それを投入する時に言う言葉が決まっているらしいが、中国語が読めなかった(お皿から食べ物がこぼれるので、それを受け止める?ための紙のテーブルクロスがついていて、その上に一つ一つ紹介されていた)ために、それはやれなかった。

で、肝心の味はと言うと、調味料の一つ甘い「プラムソース」が意外に野菜にもサーモンにも合って、砕いたピーナツやゴマ、ショウガなどがきっちり引き立て役をやっていて、一言で言って、おいしかった。「甘いサラダ」というのがオッケーという人は、試す価値あり。

ちなみに上の写真の2~3人前が2500円くらい。これだけで夕食のおかずとはならないから高いと言えば高いけれど、シンガポールのお正月には欠かせない料理なので、一度は試してみたい。

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