古琴曲『碧涧流泉』

5月半ばから復習を開始した『碧涧流泉』が、やっと楽譜をガン見せずに弾けるようになった。ていねいに弾き方を説明してくれた先輩と、不動の安定感の戴老師の演奏動画のおかげ。
この曲は宋の時代に作られたと言われている。「高速部」が挟み込まれた三部形式になっているのが特徴的。岭南琴派の代表曲だそうだ。この曲にまつわる歴史的エピソードは、南宋の末期、元が侵略してきた時、幼い親王とともに南に逃れた丞相が、最後に親王を背負って(抱いて?)入水したという話。平家の壇ノ浦での最後を思い出させる。

 

戴老師の吟や猱はとても真似できないし、私には「超高速」の第4段と第5段は、この曲のクライマックスとわかってはいても、もたもたする。要するに、いつものように「ただ暗譜できただけ」ということだけれど、もうすっかり忘れてしまったと思っていた曲を「復活」できたのはうれしい。

【動画付き】『長相思』を歌ってみた

この数日、坂田進一先生のビデオを観ながら、ずっと練習していた。このままだとほかの曲をまったく練習しないから、記録動画を撮って、一区切りつけることにした。

あいかわらず、手に力が入っていて見苦しい。注意して練習しているときは、少しマシになっている気がするのだが……。記録に残そうとするととたんに超緊張する(言い訳)。

また先生におこられるかなぁ。「ホントに何やってんのかね~」って。

今日はこれからがんばって、ほかの曲の練習を再開するぞ。

坂田進一先生ご逝去

2022年6月24日、坂田進一先生が亡くなった。

bilibiliという中国の動画サイトに28日に訃報が投稿されていた。

https://www.bilibili.com/video/BV1K3411A7g8/?spm_id_from=333.788

先生、天国でもたくさんの音楽をみんなに届けてあげてください。

数日前にbilibiliで先生の動画や録音を見つけてから、大喜びで観ていた。今日も観ようと思ってサイトにいってみて、「坂田进一先生于24日病逝,先生千古」という最新投稿を見つけた(今でも信じられない。誤報であれとさえ願っている)。

(20220702)誤報ではないことを確認しました。とても残念です。悲しいです。

病気療養中でいらっしゃることは日本のウェブ情報で知っていた。数か月前、研究所を移転なさったときのスナップ写真を見て、ご快復、ご活躍をお祈りしたところだった。

先生、もう一度お会いして、改めてお詫びとお礼を申し上げたかったです。数々のご無礼、本当に申し訳ありませんでした。音楽を学ぶ者の姿勢を教えていただいたこと、心から感謝しています。

感動!アレハンドロ・ケレバルの世界

ペルーの首都リマ出身で、18歳の時からポーランドに移って活動している音楽家。日本語の情報がネット上に全くないので、日本では知られていないようだけれど、昨日YouTubeで動画を観て、とても感動した。

初めに観たのは『モヒカン族の最後』という映画の主題曲を弾いている動画だった。とても美しい音色で、びっくりした。

実は私は管楽器にはあまり興味がない。と言うか、小学校で習ったリコーダー以外、音が出たことがない(中国の笛などを試したことがある)。今年の正月、「心肺機能を鍛えるために笛とかやったらいいだろうなぁ」とちらと思ったけれど、やはりあまり興味がわかなかった。

ところが、昨日二番目に観たこの動画、ケレバル(発音未確認)自身が作った『Yo Soy』という曲で、考えが変わった。

 

動画を観ていたら、涙が出てきた。年をとって涙腺がゆるくなっている。涙が止まらない。

引き出しの中にずっとしまってあったリコーダーを引っ張り出して、そっと吹いてみた。音は出る。Yo Soyを吹きたい。いきなり?

 

 

 

Origami Pop up House

YouTube links: Easy origami pop up miniature house.

Front yard and the whole house:

Living room with Origami piano:

Kitchen with small dining area:

Bedroom/study:

 

 

 

『玉堂琴譜』をネットで見る

以前にブログに書いた「学琴は一曲に止むべし。多曲を貪るなかれ。唯一曲を愛した古人は衆(おお)い。高き志があれば一曲にて足る」という浦上玉堂先生の言葉の出典がわかった。

今朝、国立国会図書館デジタルコレクションに収められた『玉堂琴譜』を見ていたら、それらしき言葉が目に入った。あ! ここにあったんだ!

左側のページの中ごろから始まる、浦上先生の厳しいお言葉。ひたすら耳が痛い。でも、凡人の初学者としては、いろいろな曲を弾いてみたいとつい思ってしまう。

いろいろ聴いたり弾いたりしているうちに、心に響く一曲が見つかって、心に従うように手が動いていくようになるだろう、いやぜひそうなってほしい!

こんなふうに、遠く南国から日本の江戸時代の資料を見ることができるなんて、夢みたい。昔はなんでもせっせと図書館に通ったのに! 普段、ちょっと抵抗のあるデジタルテクノロジーに感謝!

◆この本のデジタル版はネットで「玉堂琴譜」で検索するとすぐ見つかります。上に引用したページは24ページ目です。26ページ目から琴譜が見られます。私は結構感動しました。ご興味のおありのかたにはお勧めです!

 

【動画付き】古琴で『君が代』を弾き語り

「試作」と断り書きを入れてはいるけれど、まだその段階にも至っていないかもしれない。というか、そもそも、古琴の弾き方、歌い方が下手すぎ。おまけに緊張でガチガチになっているから、両手に力は入るは、声が裏返るやらで大騒ぎ。もし聴いてみようか、と思われた方には音量を小さくすることをお勧めします。お聞き苦しい音が少し目立たなくなります……😭。

楽譜を作るのにかなりの時間をかけたけれど、結局、この歌がそもそも「何調」なのかすらわからず、ウェブで見つけた簡単な楽譜を頼りに直感的に作るしかなかった。音楽素人の限界。

これからも改良を加えて行こうと思う。

英語の訳は、ウェブでいくつか見つけたけれど、どれも何となく納得がいかなかった。だから、自分で訳し始めたら、「もしかしてこれで歌える?」という感じがしてきたので、何か所か元の歌詞にない言葉(mountains、as you goなど)を付け加えて、歌えるようにしてみた(それ以外は、元の歌詞に忠実なほぼ直訳)。これも音楽素人、英語非ネイティブの仕事だから、独りよがりでしかないのだけれど!

この点も、これからも改良を加えていきたい。

しばらく『君が代』にかかりきりで、ほかの曲の練習がおろそかになった。今日は調弦を緊五弦に変えて、気持ちを新たに練習開始。

 

『桶川ストーカー殺人事件―遺言』新潮文庫

最近ではめずらしく、一気に読了した本。

「お巡りさんって信じてはいけないの?」――とても悲しい、でもおそらく心にとめておかなければいけない疑問が残った。本や新聞に書かれていることや、テレビのニュースで流されていることを真実だと信じていた子供の頃を思い出した。

個人的には警察にいやな印象は持っていない。どちらかというと、いい思い出しかない。

小学校の頃、通学路にあった交番でよく見かけたやさしいお巡りさんのこと、数年前、以前あった花屋さんがどれも姿を消していて、お墓参り用の花を用意できなくて困っていた時助けてくれた交番のお巡りさんのことなど、今思い出しても暖かい気持ちになる。

あ、今、思い出した。車を運転していた友人がスクーターと衝突したあと、警察署に付き添った時には少しいやな思いをした。うん、あれはちょっといやだったな……。

本書に描かれた警察はおそろしい。

「警察官も所詮サラリーマンだ」というような言葉が書かれていた(正確な言葉は覚えていない)が、確かにその通りなのだろう。でも、「私たちを守ってくれる」という期待もしてはいけないのかと思うと、悲しいし、おそろしい。

警察とか消防、自衛隊とか病院などなど、なんとな~く「私たちを守ってくれる」ような気がしている機関・団体に属している人たちには、いつも感謝しているのだけれど、それも私が抱いてる幻想にすぎないのかと考えさせられる一冊だった。

【動画付き】「もっと丸い手」で練習

先輩からチェックが入った。左手、力を抜いてもっと丸くした方がいい。右手も丸く、特に「勾」(中指下向き)を弾く時、「反り返らない」ように! 

私に欠けている基本中の基本。ひたすら練習するのみ。その初日に撮った記録動画の一部がこれ。

相変わらず動画の撮り方、編集の仕方がめちゃくちゃだけれど、記録と欠点再確認のための動画だがら、これでよしとしよう。さ、今日も練習するぞ!

帰ってきた古琴

実は2週間ほど前から、古い方の古琴を、弦の張替と「飾りの房」の交換に出していた。弦が安定するまで少し時間がかかり、今日帰宅。お帰りなさい! 欢迎回家!

弦はまだ少し不安定。弾くたびに調弦が必要。ペグの不具合でないといいけれど! 前に別の先生から指摘されたように、低音弦の「バス音」はひどくなったような気がしないでもないけれど、私の耳ではよくわからない。でも、音色が変わったのははっきりわかって、勝手が違う感じ。前と同じように弾けない。慣れるまでには時間がかかりそう!

弦と一緒に「飾り房」も換えてもらったけれど、色を重視して(以前ついていたのも緑)選んだために、一番廉価版になってしまった。あの時、迷ったのだけれど、ほかの房の色は新しい古琴についているものに似ていたし、そもそも廉価版のこの古琴に不釣り合いなものをつけて、居心地の悪い思いをさせたくなかった。

帰宅当初は房が長すぎて、床にだらりと垂れていた。房全体も櫛を入れていない髪の毛ようで、ぼさぼさ……色は気にせず、やはり高級そうなのにすればよかったか……と後悔しかけたが、気を取り直して自分で長さを調節することにした。

房の「構造」を調べているうち、意外に簡単に短くできた。そして、垂れている部分を「手櫛」で丁寧に梳いてあげたら、見違えるようにきれいになった。まだ縮れている糸があるから、思い立った時に「手アイロン」で直してあげようと思う。

今朝も調律から始めて、基本練習をみっちりやった。少し新しい音に慣れてきたみたい。古琴さん、これからもよろしくお願いします!