マルチタスク無理!

ずっとブログが書けなかった。マルチタスク無理だから。

この数日は折り紙ばかり折っていた。「マスクに折り鶴を付けるプロジェクト」にかかりきりだったのだ。

それから、昔習った古琴曲の「掘り起こし」をしていた。一週間ほど前、大好きな曲の一つ『離騒』の復習をやっと(!!)始めたのだ。

「忘れてしまっただろうな」とは思っていたけれど、予想以上に忘れていて、ショックだった。それで、一日1ページずつと決めて何とか練習を続け、昨日、やっと通して弾けるようになった。暗譜は無理。

この二つの活動はもちろん同時にやるわけではないのだけれど、一つのことに集中しがちな私にとっては、「マルチタスク」で、ものすごく疲れた。無理。

今日、折り紙動画をアップしたので、この「状況報告ブログ」を書いたら、一休みしたい。昨日あたりから動悸がひどくなっているから、本当に休んだほうがいいかもしれない。

嗚呼、マルチタスク人間にあこがれる。

【動画付き】マスクに折り鶴をつけてみた

折り紙を使ってマスクをかわいく変身させたい。そう思っていろいろやってみた。そうしたら、ほんの少し切り込みを入れるだけで、折り鶴をつけられる方法が見つかった。もちろん取り外しもできる。

そもそものきっかけは、その日の服の色や柄にマスクをコーディネートさせたいと思ったことだったので、折り鶴の色を変化させられることに満足。そして、服の模様を自分で描くという「裏技」を使って、完全コーディネートも試みてみた。これは、写真を撮ってそれを縮小してプリントアウトすれば簡単なのだろうけれど、文系シニア女子にはその技術がない……。今後の課題。

でも、ともかくは大満足の結果。糊でつければ簡単なことなのだけれど、それだと一回ずつ捨てることになるからいや。何回も利用できるようにしたところがミソ!

コロナ退散とか、いろいろな祈りを込めて静かに折り鶴を折る時間があってもいいと思う。

 

『广陵散』第28-45段

第45段まで楽譜を「解明」したところで、ともかく通して弾いてみた。もちろん暗譜はできていないし、つっかえつっかえだから、ページをめくったり、弾き直したところは削除、編集した。

結果:お手本6分のところ、8分かかった!

さあ、これからまた練習♡

 

【動画付き】折り紙で鬼滅の刃のお面!

狐のお面を折り紙で作れないものか……と考え始め、ネットで探すといくつか見つかった。でも、自分の中にあるイメージと違うし、作り方がむずかしい。

そのあと、いつものようにああだこうだと折り紙をいじっていたら、いつのまにかできた。超簡単、狐のお面!

できたお面がとてもかわいかったので、ふと顔を描いてみたくなった。ただ狐の顔を描くのでは芸がない……ということで、描いてみたのが少し前に大流行した『鬼滅の刃』風お面。

実は『鬼滅の刃』は映画も見ていないし、漫画も読んでいない。だから、ネットでさがしたイラストをもとにして描いたからちょっと違うかもしれない。でも、かわいいからいいや!

【動画付き】「虚無僧」を折り紙で折ってみた。

久しぶりに折り紙動画を投稿した。視聴者数もチャンネル登録者数も減る一方だから、今一つモチベーションがあがらない。というより、「靴箱ミニチュアルーム」も12か月分作ったし、「ミニチュアハウス企画」もキッチンから始まって一応すべての部屋を作り終えたから、ドールハウスにこだわった折り紙はもうネタ切れ。新しいアイディアが浮かばないまま、古琴練習に没頭していた。

今回は「折り紙の歴史」についていろいろウェブで読んでいた時に発見した、非常に古い伝承折り紙「虚無僧」を作ってみた。例によって、無知な私だけが知らなかったのかもしれないが、この折り紙を見たのは初めてで、ちょっと感動した。

奴さんを半分に折っただけなので、折り紙の歴史上「奴さんより先」と言われると一瞬「ん?なぜ?」と思う。でも理由は簡単。本物の虚無僧が奴よりも先に出現していたから。奴という職業が出てきたのは江戸時代になってから。虚無僧はおそらく戦国時代、あるいはそれ以上前から「こもそう」などの名前で知られていたようだ、

私が子供の頃は、まだ街中で見かけるということがあったと思う(あ、江戸時代の話じゃないですよ! そこまで年輪は重ねていない。昭和、昭和!)。あと、テレビが普及するようになったら(初めは黒白だったけど……)、時代劇によく登場していた。怪しげな雰囲気で、悪者だったり、ヒーローだったり。でも、今、ふと考える。なぜ、あんなに顔がすっぽり隠れる編み笠をかぶっていたんだろう?

ウェブ情報の受け売りだが、初期の虚無僧は普通の三角形の編み笠で、着物は白、「こも」と呼ばれるゴザのようなものを腰に結び付けて行脚していたようだ。だから、折り紙の虚無僧の編み笠は初期のものを反映していると考えるとつじつまが合う。そのことからもこの折り紙の歴史の古さが感じられる。

虚無僧の着物の色とか持ち物とかが規制されるようになったのは、「不良」虚無僧が増えた江戸時代後期。明治になるとどんどんすたれていった。

……というわけで、いろいろおもしろいことがわかって(雑学だけれど!)、少し得した気分!

ネタ切れだけれど、折り紙も老化防止活動としては効果大だから、ぜひ続けたい! アイディアの神様、どうかお助けください!