【動画付き】ある日の古琴の朝練

苦手なのだけれど、自習に欠かせないビデオ撮り。指の使い方がめちゃくちゃなこと、すごく乱暴に弾いていること、音が汚いこと等々、欠点が次々露呈する。深く反省。 特に、この日は独学した難曲『广陵散』をいきなり練習したので、反省点が多い。

撮影に伴う緊張と「ともかく最後まで弾かなくては」というあせり、そして技術と精神の不足がこんな結果を生む。この曲を練習するには、少なくとも10年早かった……と後悔。

しかし、古琴に向かっていると楽しい。下手でもなんでも、真摯に向き合っていると古琴が何かを教えてくれる。

明日は基礎練から練習を始めよう。

クレヨン画をまた(x4)描いてみた

うむ。止まらない「クレヨン画愛」、というかマイブーム、というか、この数日の気まぐれ。体調が今一つ思わしくなく、それを忘れるためなら何でもするという、多少本末転倒気味ないつもの思考。

それで、また柴崎先生の動画をチェックしたけれど、クレヨン風景画でまだ「真似っ子」していないのは、夏の入道雲の絵だけ。でも、今は11月だからなぁ……と思いながら、ふと、YouTubeのお勧めに出てきた油絵の動画を観た。

これこれ、秋の風景! 大・大・大好きな神宮外苑のイチョウ並木を思い出させるロシア(たぶん、画家さんはロシアの人??)の風景。こういうの、柴崎先生がクレヨンで描いてくださったらいいのに……と思っているうち、「よっし描いてみよう!」と思い立った。

しかし、そう簡単に描けるわけはなく、「トホホ」な出来。でも、楽しかった! だから大成功。2時間くらい夢中で描いていて、何もかも忘れた。大成功!

でも、やはり油絵の工程をなぞりながらクレヨン画を描くというのは、とても無理がある。あれ? 一番の問題はそもそも、小学校時代から「図工コンプレックス」に悩まされ続けているくらい画才がないからじゃなかったっけ? うん、うん、納得。

今回の反省点など:

①お手本と同じように、最初に全体を茶色に塗ったけれど、その上に白いクレヨンを塗っても、油絵の具のようにうまく「重ね塗り」できなかった。クレヨンの場合、白はやはり紙の色を残すべき
②つまり、油絵をお手本とする場合(たぶん柴崎先生のクレヨン画をお手本とした場合も同じ)は、できあがりを先にしっかり観察して、薄い色のところは要注意。濃い色の上に薄い色を重ねてもクレヨンでは効果があるときとない時がある。
③何度も重ねて塗っていると、かえってはげてきたり、全体に同じような色になって、ぼんやりした印象になってしまう。塗るのも、こするのも、削るのも、どれもほどほどに。要するに、「これでよしっ!」と決めたら、もうあれこれいじらない。

「クレヨン画入門」といった感じの動画を探してみようかな……。図工コンプレックスが少しでも解消できたらうれしい。体育の「駆けっこ」は得意だったんだがなぁ。

(同日続報)今、できたての豚汁を差し入れにKちゃんちに行ったついでに、この絵を見せた。そうしたら、「外苑絵画館前のイチョウ並木」という心象をすぐにわかってくれた。その上、「なかなかいい」という評をもらった! なによりもなによりもうれしい。

で、ちょっと気になった縁石に手を入れた。よし、よし。

(2022年描き初め)また(x5)クレヨン画を描いてしまった

【動画付き】折り紙キッチン吊戸棚と換気扇

折り紙ドールハウスの家具・調度品のネタ切れで投稿頻度の落ちている折り紙動画。チャンネル登録者がもう少しで1000人に到達するので、そこまではなんとかがんばりたいと、この数日苦労して作った動画。

吊戸棚と換気扇は、自分のうちのキッチンを再現するために、だいぶ前に折ったていた。ここまでこだわりたい人はいないだろう……と思って、動画にするつもりなはなったのだが、「ネタ切れ問題」が深刻化してきて、出番となった。

結構作り方がめんどうだし、動画は照明に失敗していてなんだか薄暗いし……ということで、観ようとしてくださった方にもうしわけない気がするが、これでほぼキッチン完成!となるので、大目に見ていただきたい。

古琴日誌 (2) 古筝悦人、古琴悦己

中国ではよく、「古筝悦人、古琴悦己」(筝は他人をよろこばせるもの、古琴は自分をよろこばせるもの)と言われるのだそう。なるほど。本当にそうだなぁ……と思う。今日もまた「独坐弹琴」。

最近は10時半くらいに午前中の練習を開始することが多いのだけれど、今日はいろいろ用事をしていたら、あっという間に11時になった。

まずは、昨日管老師の音源と一緒に練習して、またまた未熟さを思い知らされた『广陵散』の「通し弾き」。夜の練習でこの大曲を弾くのは気力・体力的につらいから、朝元気なうちに!

それでもやはり、途中で集中力が切れた。切れると、今自分がどこを弾いているかわからなくなる。楽譜を見なおしたりしていて、あっという間に45分経った。今朝は頭痛がひどくて、それ以上は無理。ランチに突入。

午後は仕切り直しをして、指慣らしのためにまず『仙人操』をゆっくりと弾く。次は、日本の秋をなつかしんで、苦手な『梧叶舞秋风』。なんとか暗譜で弾けるようになった!

そのあと、この冬が終わるまでに、気持ちよく弾けるようになりたい『梅花三弄』。コロナのせいで世界中がずっと冬ごもりしている感じだから、「早く春が来ますように!」と祈りながら弾いた。

次に、昨日から復習を始めた『渔樵问答』。まだ出だしのところしか思い出せない! 漁師と樵(きこり)が、自然の中でせっせと仕事に励み、時にはのんびりと休みをとったり、問答や思索をたのしむ……中国の古人の一つの理想の生き方だったという話を先生から聞いた記憶がある。都会が大好きな私にはちょっと無理な生活だけれど、いまふと、「大自然の中で古琴を弾いたら、どんな音がするのだろう」と思った。

夜も『渔樵问答』。でも、始めるのがかなり遅くなったから、あまり練習できなかった。古琴は音が小さいから、大丈夫とは思うけれど、隣人たちに迷惑はかけたくない。

クレヨン画をまた( x3)描いてみた

昨日午後、急に思い立って、また柴崎先生の動画を観ながら、クレヨン画を描いてみた。楽しかった!

この回は見るからにむずかしそうな「海の絵」。実はだいぶ前に観たときに、「こりゃだめだ」と思って、あきらめた。

その後、ダイソーに行く機会があって、先生と同じクレヨンを探したけれど、あいかわらず見つからず。別のお店でとうとう「ぺんてるくれよん16色」を買った。それでも、あまりに複雑に見えるこの絵に挑戦する気にはなれなかった。

ところが、昨日、昼ご飯を食べた後、本当に「急に」思い立って、描き始めた。

結果は……やっぱり無理だった……。

描いているときは、先生と同じようにすることだけを考えていて、全体を見ていない。何をどう描いているのだかわかっていない。だから、「波が波になっていない」ことや「砂地が砂地になっていない」こと、その他諸々のことにまったく気づかない。う~む……。

でも、楽しかった。中休みをはさんで1時間半くらい、夢中で描いた。楽しく時間がすごせたら、それはそれで大成功!

以下は、万が一(?)次回描くことがあったときのための覚え書き・注意事項。

①このクレヨンはすごくやわらかく(当地の気温のせいか?)、力を入れて塗り付ける感じ。だから、細い線は描けない。
②濃い色を塗ったあと、ひっかいても、白い紙の色が出てこない。その代わり、白を塗ると、百均クレヨンと違って、ちゃんと「上に乗る」。白くしたいところは「定規でひっかき」ではなく、重ね塗りで描くのがよさそう。
③やわらかいから、指とかやわらかい紙でこすると簡単に「ぼやける」。この効果をねらった場合はいいけれど、それでないと全体にぼやけて、何がなんだかわからなくなる。

等々。

最大の注意事項は、「描いているときに、全体を見なさい!」ということ。
特に、全体を見ずに、だらだらと手を入れていると、どこも同じ感じになってしまうので、ほどほどに。

小学校時代から図工コンプレックス(漫画チックな絵しか描けず、ものすごく画才のある友達がそばにいた)に苦しんできた文系シニア女子、柴崎先生と百均クレヨンのおかげで四枚目のクレヨン画を完成させた。

これからも時々「急に思い立って」描くというのがいいかもしれない。

◆サイト内検索で「クレヨン画」で検索すると、これまでのブログが見つかります。よろしかったらどうぞご覧ください。

◆最新クレヨン画は油絵の描き方動画を観ながら描いた動画です。

(続報20220203)これまでに描いた6枚の絵を集めた「クレヨン画ギャラリー」を作りました。よかったらご覧ください。

 

 

 

古琴日誌 (1) 浦上玉堂の言葉

今日は午前中に、まず基礎練習として『仙翁操』。挑と勾を繰り返し練習するが、挑を弾く時の「竜の目」と「鳳凰の目」がきちんと作れない。勾を弾く時の問題は、注意していないと、弾いた後、第一関節が反り返ってしまうこと。

次に『神人畅』の復習。泛音がきれいに弾けない。神様の語りかけの部分なのに! 一方、人間が反応する部分はなかなか覚えられなくて、表現について考えるまでにいたらない。

それから、日課の『广陵散』。やはり毎日弾かないと忘れるし、毎日「あれ? ここどうだったけ?」と思う部分が出てくるので、弾かないわけにはいかない。今日は、いつもいつもひっかかる第19段の初めのあたり。管老師の楽譜で指使いを確認して、楽譜に書き込んだ。

午後の練習は、好きな『酒狂』から始めた。この曲の難関は中盤の低音部。どうしてもスムーズに弾ききることができない。今日も何度も同じ部分を練習。そのあと、好きなくせに下手くそな『梧叶舞秋风』。これも泛音続出の曲。きれいに弾けたらとても気持ちのいい曲なんだがなぁ……。今の季節はこれでしょ!

夜は数日前から復習に取り掛かった『梅花三弄』。これも泛音がとても大事な役割をしている曲。でも、今日は全曲を思い出すところまでで精いっぱい。それと、跪という指使いでひっかかる。左手薬指の爪のすぐ下あたりを使って弦を押さえるので、痛い。皮膚が固くなると楽になるのだが!

明日もこのうち何曲かを練習する予定。浦上玉堂先生は、琴は一曲だけ学ぶべしとおっしゃっていたが、凡人の練習生はなかなかそうはいかない。

学琴は一曲に止むべし、多曲を貪るなかれ、唯一曲を愛した古人は衆い、高き志があれば一曲にして足る(玉堂)

(続報)上記の浦上先生の言葉の出典が分かった。『玉堂琴譜』

リスニング教材(Podcast)の選び方

外国語のリスニング教材を選ぶ時、一番大事なのは、自分のレベルに合ったものを選ぶこと。これを間違えるとまったく効果がない。

でも、これを見つけるのはわりと簡単。ちょっと聞いてみて、全部わかったら「やさしすぎ」、まったくわからなかったら「むずかしすぎ」。半分以上、60パーセントくらいわかるというのが、ぎりぎり聴き続けられる限度ではないかと思う。つまり理解度60~80パーセントくらいが私にはちょうどいい。

こんなことを今日考えたのは、ふと思いつて、スペイン語のPodcastを聴いてみたのがきっかけ。スペイン語は50年前(!)に大学で第二言語として学んで、その後、15年くらい前に2年くらい復習したけれど、理由があって縁を切った(いろいろ複雑な事情がある)。だから、今回たまたま見つけたPodcastがメキシコのものだったのは、幸運だった。

話が脱線しそうなので戻すが、先ほど、もう何年も封印していたスペイン語を聴いてみて、意外にも60パーセントくらい聴き取れたので、びっくりした。で、思い当ったのが、この話のテーマ。マヤ文明! 昔、(オカルト?)雑誌『ムー』や『世界の七不思議』みたいな本で何度も読んだやつだ! そりゃ聴き取れるわけだ。知っていることだもの。そこで、リスニング教材を選ぶ二つ目の要点。自分が興味があるテーマであること

それから三つめは、自分に合った話し手を選ぶこと。はっきりした話し方、標準的なアクセントをといったことはもちろんチェックすべき点だが、その人の声が個人的に好きというのも重要だと思う。それから、話し方とか話の内容から推察できるその人の考え方や性格、そういったものが自分に合っていないと、聴き続けるのはむずかしい。

この点で、今一番興味をひかれているのはフランス語Podcastを発信しているSolange/Inaさん。この頃よく見ている別のPodcastで紹介されていたので、観てみたら、ほとんど聴き取れない。たぶん理解度5パーセントくらい。でも、何かが伝わってくる

三日前、このPodcastを観ていたら涙が出た。彼女の魂の叫びが聞こえるようで、抱きしめてあげたくなった。たぶん、聴き取れたら「ゲシュタルト崩壊」を起こしそうな内容なのだと思う……。

最後になったが、現在急務となっている中国語のリスニング教材。これがなかなか見つからない。レベルで言ったら、ごく初歩のものをやるべきなので、いくらでもあるのだが、教科書的な対話練習はいくら勉強になるからといっても、退屈でできない。

やっと見つけたのは、台湾の方が出している下のPodcast。

聴き取れ度15パーセントくらいだから、かなりストレスがあるが、話し方とかが好き。同じ人が出しているほかのものをいくつか見てみたけれど、話題もなんとかついていける気がする。

実は今、中国語は新しいリスニング教材(書籍)を試しているので、これを真剣に聴く余裕はないが、ぼーっとしている時とかに流しておくのにいいかもしれない。

もう一つ見つけた中国語Podcast。話し方がゆっくりで、聴き取れ度50パーセントに激増! こんなにゆっくりでも半分しかわからない理由は、知っている単語でも、聴いただけではすぐわからないから。こればかりは、ただただ、聴き続けるしか方法がない。テーマに興味が持てるから、なんとかがんばって聴いてみたい。

知っている単語が聴き取れないというのが、今の私の最大の問題だと思う。「退屈だ」などと偉そうなことを言わずに、日常会話の勉強をしっかりやって、基礎を作ることが大事だとはわかっている。でも、やる気がでない……。(そんなことでは語学習得はできないよ!)

【動画付き】折り紙キッチンカウンター下の戸棚

折り紙ドールハウスのキッチンの細部にこだわって作った戸棚の作り方動画をアップロードした。シンク下の戸棚については以前にアップロードした動画があるので、これは改訂版。前の動画は作っている途中で、折り方が変わったりして非常にわかりにくい動画だった。でも、動画を撮り直す元気がでなくて、そのままになっていた。

今回、一番簡単な作り方を確認して、動画を撮り直した。

あとは「吊戸棚」と「換気扇」の作り方動画が撮れると「キッチン完成」の運びとなるが、この二つは今回の戸棚に増して、目分量で折る「ぐらい折り」続出だから、またしてもわかりにくい動画になるかもしれない……と躊躇している。さて、どうなることか。

『シニアのデジタル化が拓く豊かな未来』学陽書房

amazonの検索でひっかかった本だが、レヴューが二つしかなく、そのうち一つが星一つだったのですぐに買うのは躊躇してしまった。だが、そのあと、目次を見たら自分の知りたいことが書かれているようなので、手に入れた。いい選択だった!

今、半分まで読んだところだが、文字も大きいし、図表も多く、さすがシニアにやさしい。表紙に書かれているような「自治体・地域」向けに書かれているわけでもなく、このサブタイトルはない方が当事者であるシニアにもっと手に取ってもらえる本になるのではないかなと感じている。

これまで読んだところでの(私にとっての)新発見は、いろいろな国でデジタルを利用したシニア支援が進んでいること、日本でも自治体、市町村によってはかなり進んだ技術を利用していることなど。国外生活が長くて日本の状況にかなり疎くなっているからかもしれないが、「あ、こんなことをしている所があるんだ!」といううれしい発見が多々あった。

特に、「オトングラス」という視覚障碍者のための器具(眼鏡に取り付けて、目の前のテキストを読み上げてもらう器具)が日本で開発されていることが知れたことは個人的にうれしかった。

私は基本的にはアナログが好き(デジタルはわからん!)という姿勢だけれど、デジタル技術(という言い方でいいのか?)がいろいろな面で人間を助けてくれることは理解できるし、その大半は歓迎する。デジタルの世界には知らないことがたくさんある。これからの余生、精いっぱい楽しみながら、そしてできたら何か・だれかの役に立ちながら生きたいと思ったら、その技術を利用しない手はない……と思わせられる本。

 

おうちでもラテアート

二日続きの小さな成功のあと、昨日は大失敗。でも、めげずに今日もやってみた。いろいろあせった形跡が残っているけれど、ハート型は、結構大きく描けている。完全にフリーポア(ミルクを流しただけ)だから、上出来!

以前失敗していた時と、再開後、成功への兆しがみられる今と違う点を考えてみた。

①まずミルクの温度。前は1分40秒ぐらい電子レンジにかけて、水温計で測って65度くらいにしていた。四日前に再開した時は、そもそもやってみるつもりはなかったので、最近の標準、1分15秒で、少しぬるめだった。

②次は器具の違い。前にも書いた通り、1000円のミルクフォーマーは力が強い。だからジャグ代わりに使っていた計量カップからミルクが飛び出した。それで、これまた1000円くらいのジャグを購入した。これでもミルクが飛び出しそうだが、フォーマーの角度などをうまく調節するとなんとかなる。調節できれば、やはり百均よりも強力な分、きめ細かなミルクが作れる。

③最後は動力の強さ。ずっと使っていなかったミルクフォーマーの電池が放電したのか、いくぶん、力が弱くなった気がする。そのため、ミルクが攪拌されすぎなくて、よく見極めて止めれば、ラテアート用のトロトロのミルクを作ることができる。

それで、1日と2日は、ちょうど泡の具合がよくて、成功したのだと思う。昨日は泡を作りすぎ。だから、今日は泡立て時間を減らした。トロトロよりもサラサラに近くて、これまた失敗ではあったのだけれど、また試行錯誤を続けて行こうと思う。また小さな幸せの種が増えた!