『生き方』サンマーク出版

日本を代表する大企業、京セラ、KDDIの創業者にして、日本航空の会長も務めた企業人、稲盛和夫さんが書いた「生き方」。「ビジネスマン」嫌いの管理人がなぜこんな本を買ったかというと、本屋さんでパラパラとめくった時、最初に目に入ったのが次の一節だったから。「嘘をついてはいけない、人に迷惑をかけてはいけない、正直であれ、欲張ってはならない、自分のことばかりを考えてはならないなど、だれもが子どものころ、親や先生から教わったーーそして大人になるにつれて忘れてしまうーー単純な規範……」この一節を読んで、「まったく同感!」と思うと同時に、こんなことを堂々と本に書ける人ってどんな人だろうと興味がわいた。

出家をしているという稲盛さんの言葉。「ん?」と思った箇所もなかったわけではないけれど、あちこちに珠玉の言葉がちりばめられていて、本は付箋だらけになった。凡人にはとても届かない高みにいる人なのかもしれないけれど、それでも、生まれた時より少しでも「まし」な人間で死ぬことが人間に与えられた役目である、という彼の考えに従えば、まだ自分にも希望があるのかもしれないと思う。

『星の王子さま』岩波書店

50年以上前に姉から贈られた本。とても好きな本の一冊。これまで何度も読み返した。いろいろな国の言葉のものがほしいなと思って、チャンスがあるたびに手に入れたので今は日本語以外に六冊。左上から時計回りに、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、韓国語。そのうち、原作のフランス語と中国語のものは読んだ。

そして、今日、棚から見つけたのがレコード。昨日の友達からのメールに、「ジェラール・フィリップの『星の王子さま』の朗読をYouTubeからダウンロードして、フランス語を復習しようと思う」と書いてあったのを読んで、待てよ? 私はたしかレコードを持っていたぞ! と思って探したら見つかった。

そして、去年手に入れたレコード・プレーヤーで聴いてみた。すごくいい。お話の筋はほぼ頭に入っているし、おそらく当時、何度も聞き返したからだろう、フランス語がかなり聞き取れて、びっくりした。もう何十年も使っていない言葉なのに。バラやキツネとの王子さまの会話に胸が震え、最後、王子さまが「星に戻っていく」シーンでは涙が出た。

また書籍に話を戻すと、版権が切れた数年前から、何人もの訳者がこの本を訳している。今ちょっと音読してみたら、オリジナルの訳本は、ちょっと言い回しがむずかしいところがある。新しい訳も読んでみたい。

今気が付いた。今日は7月14日。フランスの革命記念日。フランスにとって大切な記念日に、フランス文学の名作を紹介することになったのは奇遇(?)。

 

 

古琴演奏台を組み立てる

東京滞在中に、古琴を練習するための机と椅子を購入した。自分で組み立てられるかすごく不安だったけれど、幸いパーツの数も少なくて、どれもあまり重くなかったし、工具も不要で、すべて手で組み立てられたので、30分以内で完成! ちなみに買ったのは『春風秋月』という古琴のグループがやっているお店。ウェブで見つけて電話をしたら、とても親切な先生が対応してくださった。これで、ご飯を食べるときに毎回古琴を食卓から片付けなくてすむ!

折り紙で鶴を折る

一か月ぶりの「小さな幸せチャンネル」の動画投稿。その間に帰京があったり、体調を崩したり、仕事が入ったり……といろいろ言い訳はあるのだけれど、最大の問題は一つの動画を作るのに、とても長い時間がかかること。そして「完璧」を目指していると永遠に公開できないこと……というわけで、今回も見切り発車を決めました。発展途上のYouTuber(?)です。温かい目で見ていただけたらうれしいです。

当ウェブサイトの管理人はミニチュア好きなので、折り紙で小さいものを折るのが大好きです。だから今回も普通の大きさの折り紙から始めて、それを四分の一にする……というのを三回繰り返して、最後は親指の爪の大きさの紙で鶴を折っています。老眼にはかなり厳しい作業でしたが、どうかご覧になってください!

折り紙寿司一人前

(続報)このミニチュア折り紙寿司一人前、作り方は別のブログから動画をご覧ください。(20190827)

今日は一日体調を崩してベッドから出られなかった。だから、折り紙でお寿司を作ってみた。実は先日、お寿司を作る折り紙キット(折り紙にすしネタが印刷してあるもの)をもらって、ほぼ原寸大のそのリアルな出来上がりに感激した。(トーヨーの『くるくる回転寿司』)

で、普通の折り紙でも作れないかな、と思って今日やってみたのが最初の写真。握り寿司は、米部分に紙の裏がくるようにした以外は、ほとんど「キット」と同じ作り方(さらに簡単にした)。

海苔巻きは「キット」のやり方は、紙に図案が印刷されていないとうまくいかないので、ウェブで探したが、どの作り方もむずかしくて、結局自分で簡単な方法を考えた(四角くなってしまったけれど、ご勘弁)。

軍艦巻きはウェブにも折り紙一枚で作る作り方がなくて、当ウェブサイト管理人が頭をしぼったオリジナル。お米の部分と周りのノリの部分、両方を一枚の折り紙で作るという、「キット」を越えた作り方を開発(?)。ただし、イクラやキュウリ、ウニ部分は別紙です。

「キット」と同じように寿司桶を作って並べたら手の平に乗るかなりのミニチュアサイズ! 全部作るのに結構時間がかかったけれど、その間はつらいことを忘れられた! 折り紙っていいな。

 

 

折り紙ミニチュア図書館からのぼやき

ブログを続けるってつくづく大変だなあと思う。基本的に書きたい時に書けばいいわけれだけれど、老化防止が第一の目的の場合、ちょっとくらいは無理して書いたほうがいい。元気だと自分に言い聞かせて書いたほうがいい……そんな気がする。


でも、本音を言うと、疲れ切っている今は、本に囲まれてソファでゴロゴロしていたい。一日中、ゴロゴロしていたい……前に作った「折り紙図書館」の写真を眺めていたら、写真の中に入ってしまいたくなった。現実逃避のヤバい症状。ちなみに、ここに並んでいる本とクッションのサイズ、眼鏡と比べるとこんな具合。

かなり小さい。ミニチュアと本好きの管理人は手製ミニチュア図書館の司書になったら夢がかなうのかなぁ……。

折り紙関係のブログ増えました。ぜひサイト内検索で「折り紙」を検索してみてください。(20190912)

折り紙関係のブログ、さらに増えました。そこで、新しく「折り紙」のカテゴリーを作ることにしました。このブログも「その他」のカテゴリーから「折り紙」に引っ越しします!(一つのブログに関連づけるのは一つのカテゴリーにすることを原則としているので)(20191031)

図書館の蔵書を増やしました。でも、上の写真を撮った時に全体を写していなかったので、努力の結果がわからない……。新しい写真はここから。(20191114)

全日空機内安全ビデオ~歌舞伎風~

フレディ・マーキュリーの日清カップヌードルのCMの時もそうだったが、当ウェブサイトの管理人は情報時差が激しい。でも、今回は半年余りの時差だからまだましか? それに、ずっと飛行機に乗っていなかったのだからしかたない。

全日空の機内安全ビデオが、国内線では2018年12月から、国際線では2019年1月から「歌舞伎風」になっていた!

https://youtu.be/T0Zkey8LMHU

こういった取り組みはほかにも例があるようだし、賛否両論もあるようだが、管理人は単純に「おもしろい」と思った。機内の周りの人は旅慣れているのだろう、とくにこうなったからといって、真剣に見ている様子はあまりなかったが、管理人はじっくり見た。着陸直後にこのビデオの「メイキング」ビデオが流されたが、それもじっくり見た。歌舞伎シリーズで新しいバージョンが作られるのかどうかわからないけれど、同じビデオでもきちんと見るよ!

そこで思い出した機上でのエピソード一つ。

ずっと前、ときどき飛行機に乗っていた頃、いつも周りの人が客席乗務員の安全デモンストレーションに注意を払わないのが気になった。安全にかかわることなのだから、何度見たっていいじゃない、安全は「習慣」(管理人の持論)なのだから……と多少不満だったし、乗務員たちの努力がバカにされているようでいやだった(確かに、中にはまったくおざなりな態度でやっている人もいたけれど)。

で、いつものように一人だけ真剣に見ていたら、その直後、少し年配の客席乗務員が座席に近づいてきて「きちんと見てくれてありがとう」と言った。「いや、これは大事なことだから……」と答えるのが精いっぱい(英語だったから)だったけれど、「ね、みんなきちんと見ようよ」と心から思った。

あの航空会社は、客室乗務員が横柄なことで悪名高い(?)某国の会社だったけれど、中にはサービス業に携わる人間としての職業意識を持ち、搭乗客にきちんと注意を払う人もいるのだ!

旅行疲れ

ただいま……昨日の未明に帰星。時差もない、飛行機で六時間半の旅だったけれど猛烈に疲れて、昨日はざっと荷物をといただけで、あとはほとんど一日中寝転んでテレビを観ていた。それでひたすら食べ続けたものだから、2週間余の東京滞在を体重増加なしに過ごすという「快挙」を成し遂げて帰ってきたのが水の泡。一日で500グラム体重増という「愚挙」をやってのけてしまった。これはいかん。今日は荷物の整理を何とか終わらせて、洗濯をして、掃除をして、仕事をして、アップルウォッチのアクティビティの目標をクリアして……シンガポールでの日常を取り戻さなくては!

やはり旅行中は時間と心に余裕がなくて、ブログも新しい動画もまったくあげられなかった。それに、あと二週間は、たまった仕事を片付けるのが最優先事項なので、ブログ更新は後回しになりそう……シンガポールで新しい読者ができたっぽいのに……申し訳ない! よかったら、ハートマークを押して「ここで挫折せずに続けろよ!」と激励してくださ~い!

旅行嫌い

旅行嫌い、というか、旅行が苦手な管理人は、旅行の前になるといつでも軽いパニックに陥る。荷物が作れない。忘れ物をする強迫観念に襲われ続ける。留守にする家の救いようのないカオスを後悔する……最後には、帰ってきてからの荷物の片付けのことを今から心配して、動悸や片頭痛の不安症状が出てくる。自分ながら、どれだけ旅行が苦手なんだ! と思う。

というわけで、日本への一時帰国を間近に控えた管理人は、ブログを書く心の余裕がありません。でも、ここしばらく書けないかもしれないから、今書くしかない!と思って、現在の心境を綴ってみました。旅行と買い物が嫌い、と言うと「え~なんで!」と言われることが多いのですが、苦手です、苦手です。できたら逃げたいです! ここの机の前から動きたくないです! でも、荷物作らなきゃ! 最低、パスポートと日本円があればどうにかなるよなぁ……あ、そうそう常用薬、これ絶対必要! それから……わぁぁぁぁ!

シンガポールで日本の祭り

秋田市で8月上旬に行われる竿燈(かんとう)まつりの出し物が、今(2019.6.6-9)セントーサのリゾートワールド地下の広場で行われている。提灯がたくさんついた竿を額や腰、肩にのせてバランスを取りながら動く。ビル二階分の高さの天井ぎりぎりにまでとどく竿。数十個の提灯。すごく重たそうで、バランス感覚もさることながら、すいぶん力持ちだなあと感心する。太鼓の伴奏は村祭りの囃子のように、日本人の心を揺さぶる。

そのあと、阿波踊りもあった。高円寺阿波おどり振興協会の人たちみたいだった。「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々!」という徳島の阿波踊りの歌の出だしを思い出したけれど、「みんなで踊ろう」のコーナーになっても参加者は少なくて、ちょっと申し訳ない気持ちになった。せっかく来てくれたのに。と言う管理人も、日本人に流れる「お祭りの血」は騒いだけれど、あの雰囲気では飛び入り参加はできなかった!