『あのころ』集英社文庫

ちびまる子ちゃんの作者、さくらももこさんのエッセイ集。この本の作者紹介のところを見て、彼女が今年8月に亡くなっていたことを知った。黙祷。私より16歳も若いのに!そんなに若かったのだから、「あのころ」と言っても、私は年代的にずれがあるのだろうなと思いつつ読んだら、結構ドンピシャなエピソード満載で何度も笑った。この頃ほとんど笑わない私が思わず、笑い転げた。七五三で着物を着せられて、下着のラインが表に出るからと、着付けのおばさんからパンツは履かないように言われた時のまる子の、じゃなくて、ももこさんの反応に笑い転げた。「私は腰が抜けるほど驚いた。この人は一体何を言い出すのか。そんなこと絶対イヤである。パンツをはかないで一日行動するなんて、考えた事がないほど考えられない状況である。(p.58)」そのあとも「パンツ」「パンツ」の連呼で激しい抵抗の模様が描かれている。そう、パンティじゃなくて、パンツの時代。ももこさんの冥福を祈りながら、なつかしい「あのころ」をたっぷり思い出した。ほかのエッセイ集も読んでみたい。

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