惜別の曲『阳关三叠』

書画に秀で、琵琶の名手でもあった多才な詩人、王維(699?-761)の『送元二使安西』という詩(七言絶句)をもとに、唐の時代に作られた曲です。陽関は西部の僻地へと旅立つ人を見送る関所。そこで最後の夜に別れの宴を共にするのがならわしだったそうです。「三畳」は三度繰り返すの意味ですが、なぜそう呼ばれるかには諸説あるようです。確かに古琴曲は三部に分かれていますが、もとの詩も第二句以下を三度繰り返す、あるいは最後の「陽関」を含む句を三度繰り返す、などの習慣があったようです。当サイト内のabout guqinの最後に動画へのリンクがありますので、古琴独奏、弾き語りの二つを聞き比べてみてください。

 

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