本棚の上に作った小さな「神棚」。神社でもらったお札(ふだ)を並べて、お塩やお米、そしてお水を供えているだけだけれど、朝のある時間、ほんとうに短い時間、居間のコーヒーテーブルに朝日が反射して、ちょうど神棚のあたりを照らす。これまでも光には気が付いていたけれど、季節のせいか、見上げる時間のせいか、いつも少し外れていた。それが数日前、ふと見たらちょうど神棚の上部を照らしていた。少し筋が入っているのは、カーテン越しの光だから。手を合わせて祝詞(のりと)を唱える。決して信心深いわけではない。困った時の神頼み。いつだって困っているんだ。