『广陵散』最終段見切り発車

とうとう「見切り発車」してしまった。おとといから、いったい何時間楽譜とにらめっこしていただろう? 古琴の弦をはじいていただろう?(かなりの長時間!)「減字譜」の一文字が解明するたびに喜びは味わっていたけれど、だんだんちょっと「しんどく」なってきたのも事実。楽しくなくなってきたら、弾く意味がない。

そこで見切り発車。

最終段の「旋律」はまだ聞こえてこない。25、26段もそうなのだが、ある程度の速さで弾かないと旋律にならない、ということに違いない(たぶん)。そりゃそうだ!

先生から「あなたには無理」(正確には、「この曲はあなたには合わない」)と言われた意味がわかった気がする。先生は技術的な意味でおっしゃったのかもしれないが、精神的にも無理。ただただ圧倒される。

なんだか、この期におよんで、大変な相手に片思いしてしまった……、

これまで実らなかったいくつもの片思いと同様、これも実らぬ恋に終わるのか?

今日は『渔樵问答』を数週間ぶりに弾く。