古琴の動画を作るのはとても大変。まず、どんなに短い曲でも、つかえずに弾くことがとてもむずかしい。すごく時間がかかる。
それに、やっと撮れたと思ってビデオを観直すと、「うまい・下手」という話の前に、「音楽」になっていない。ただの音、それも、クリアでない音の連続。情けなくなる。それでも弾き続けるのは、古琴が好きだから。
7年以上前に習った初級の曲なのに、いまだに弾けていない。どういうこと?!と、思わず自分を叱咤(しった)したくなる。
減字譜とか基礎的な技術の勉強をするには、初めの頃に習った曲を復習するのが一番いい。短くて暗譜が可能なものだと、多少余裕が生まれるから、指使いに意識を持っていくことができる。これからもそういう曲を使って、基礎を学んでいこうと思う。