帰ってきた古琴

実は2週間ほど前から、古い方の古琴を、弦の張替と「飾りの房」の交換に出していた。弦が安定するまで少し時間がかかり、今日帰宅。お帰りなさい! 欢迎回家!

弦はまだ少し不安定。弾くたびに調弦が必要。ペグの不具合でないといいけれど! 前に別の先生から指摘されたように、低音弦の「バス音」はひどくなったような気がしないでもないけれど、私の耳ではよくわからない。でも、音色が変わったのははっきりわかって、勝手が違う感じ。前と同じように弾けない。慣れるまでには時間がかかりそう!

弦と一緒に「飾り房」も換えてもらったけれど、色を重視して(以前ついていたのも緑)選んだために、一番廉価版になってしまった。あの時、迷ったのだけれど、ほかの房の色は新しい古琴についているものに似ていたし、そもそも廉価版のこの古琴に不釣り合いなものをつけて、居心地の悪い思いをさせたくなかった。

帰宅当初は房が長すぎて、床にだらりと垂れていた。房全体も櫛を入れていない髪の毛ようで、ぼさぼさ……色は気にせず、やはり高級そうなのにすればよかったか……と後悔しかけたが、気を取り直して自分で長さを調節することにした。

房の「構造」を調べているうち、意外に簡単に短くできた。そして、垂れている部分を「手櫛」で丁寧に梳いてあげたら、見違えるようにきれいになった。まだ縮れている糸があるから、思い立った時に「手アイロン」で直してあげようと思う。

今朝も調律から始めて、基本練習をみっちりやった。少し新しい音に慣れてきたみたい。古琴さん、これからもよろしくお願いします!