色鉛筆画(3)-(6)

色鉛筆で描くミニチュア画は意外と時間がかかることが分かった😲

今回の一枚目は、40年ほど前の色鉛筆60色セットの試し書き。足りない色が3本あったので、来月上京の折に入手予定、。

2枚目は大好きなベックリンの『死の島』の模写。前にクレヨンで描いたものとは違うバージョンで、おそらく同名の絵の中では一番最初に描かれたもの。ミニチュアでは、棺を運ぶ小舟がかなり大きくなった。

3枚目はアンリ・マチスの『赤の部屋』。最近初めて見たのだけれど、すごく心を惹かれた。たぶん、真っ赤な部屋と、素知らぬ顔の外の風景の対比が好きなのだろうと思う。

このあたりで、ミニチュア画は自分の好きな絵の模写をしていきたいなと思った。いつも描いているサイズのクレヨン画だと、変に本物に近づけようとするけれど、ミニチュア画だと大幅に省略しないといけないし、自分なりの解釈をしないと描けない。それがおもしろいし。第一、描いている時、すごく楽しい♪

最新作のアンリ・ルソーの『大豹に襲われる黒人』はルソー独特の植物へのこだわりをミニチュアサイズで再現しようとすると、大変なことになる。結局、二日がかりで描くことになって、「これなら大きなクレヨン画を描いた方がいいんじゃないか?」と、大きな疑問符が頭の上に浮かんだ。

色鉛筆はかなり力を入れて塗ってもすごく鮮やかな色にはならない。これまでに描いた絵も、何だかぼんやりしている。いろいろ学べば、もっと鮮やかな絵が描けるのかもしれないけれど、とにかく描いていて楽しいものを描こうというスタイルだから、これから先どうなることやら……。でも、模写したい絵はまだまだたくさんある……。どうかこのモチベーションが途切れませんように!

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