『离骚』は調弦の仕方がほかの多くの曲とは違う。五弦と二弦を高めに調弦する。だから、なかなか練習できない。わかっている。これは言い訳。
今日は調弦し直した。ここしばらく、五弦だけを高めに調弦して、その状態で弾く三曲、『阳关三叠』『欸乃』『桃园春晓』の復習と、とても短い新曲の練習をしていたけれど、今一つ気力が出ず、鬱々とした心で古琴に向かい続けていた。
で、今日、これではいかん!と思って、気持ちを切り替えるために調を変えてみたのだけれど、大問題にぶつかった。ずっと練習していなかった『离骚』をすっかり忘れていることが発覚したのだ。この曲は、二年前まで習っていた先生から最後に習った曲で、実はきちんと見てもらっていない。だから、すでに自己流で弾いているのだけれど、とても気に入って、一時は毎日弾いていた。それが、すっかり頭から抜けていた。
朝から風邪気味の今日は、あまり練習できないのはわかっていたけれど、午前の練習で、上記の問題が発覚して、すっかり気力を失った。
もう夜も遅くなったけれど、このままでは眠れない。少しでもいいから、これから『离骚』を弾く。それが根性なしの私の今日のがんばり。
昨日、たくさんの古琴ブログに♡マークをいただいた。それが大きな励みになっている。気分を変えなくちゃ!と思ったのも、『离骚』を復習しよう!と思ったのも。そのおかげが大いにある。
本当にありがとうございました。