『流水』撃沈

管理人のぼやきです。実は昨日、古琴のレベル試験がありました。課題曲は『长门怨』と『流水』。先生の助手の人がビデオを撮っていて(去年もそうだった?)、いやだなぁ……と思ったのがつまずきの始まり。

『长门怨』から弾き始めたけれど、最初から気持ちが入りづらかった、少し落ち着いた頃に、「気をそらされる出来事」が始まって、精神集中がまったくできなくなった。それで、一回大きなミス。そのすぐあとに「ハオ(はいそこまで)」という声が入って、次に、気を取り直して、『流水』を弾き始める。

でも、「その出来事」がまた始まるのではないかと、そればかりが気になって、普段は自分がどこを弾いているかを心のどこかで感じているのに、まったくその感覚がなく、無意識に弾いていたら、導入部の、これまで一度もひっかかったことのないところでひっかかった。頭真っ白。どこで間違えたのかわからないから戻りようがない。

反射的に、どうしよう!と助手の人の方を見たのは覚えているけれど、そのあたりから記憶がとぎれとぎれになる。手がおろおろと動き回り、記憶に戻ってきたメロディーだけを頼りに(メロディーが分かっても、どの弦をどの指で弾くかがわからないから適当に)、数小節弾いて、何とか立て直したけれど、またすぐひっかかった。今度も、自分がどこを弾いているかわかっていさえすれば、すごく簡単な部分。またあせりまくって、やっと思い出して数音弾き始めたところで、試験官の先生から「ハオ」の声が入って止めた。(もしかしたら、弾き始めたのが間違った部分だったのかもしれない。それすら記憶があいまい。)

結局『流水』は水が流れ出すところまでいかなかった。私の中では、高い山の奥を歩いていて、川の源流の音がかすかに聞こえ始めた…くらいのところで「ハオ」。結局は暗譜が完全ではなかったということ。テストの前に長時間待たされたこと、思いがけずビデオがあったこと、予期しない出来事が起こったことなど、言い訳はいろいろあるけれど、すべて自分の至らなさ。やはり、古琴は独りで弾くに限る、と痛感させられた日だった。

やはり独坐弾琴が一番!

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