シンガポールにいると、本当に季節の感覚がなくなる。四季がないから当然だけれど、でも、日本人としてDNAのどこかに組み込まれているのか、今日はすごく春を感じた。で、なんとなくコンピュータの中の画像を観ていたら、ずっと前に書いたいたずら描きが見つかった。しわくちゃの紙にペンを遊ばせているあいだにぐちゃぐちゃと描いた、イラストとも呼べない本当の「いたずら」描きだけれど、見ていると、春を待ちわびる自分の気持ちが感じられて切なくなる。
昨日から復習をし始めた古琴曲も桃源郷に訪れた春の暁を歌った曲。でも、この曲はすっかり忘れていて、一日でやっと5行くらい弾けるようになった。これは切なくなると言うか、情けなくなる。おまけに、早くも今日はあきらめて、新曲ばかり練習している。いかん、いかん。