『366日風景画をめぐる旅』パイインターナショナル

久しぶりの「本の紹介」。目の調子が悪くて、少~し読書から遠ざかっていた。いや、正直に白状するとYouTubeにハマって、しょ~もない動画ばかり観ていた。

今朝、昨日一日で観た動画の数を数えたら50にもなっていた。全部最初から最後まで観たわけではないけれど、平均一つ5分としたって、4時間くらい観ている?と思って愕然とした。実際はたぶんそれ以上観ていると思うから。

で、たまたま昨日観たYouTube動画(また!)の話題が、「スマホは脳の発達によくない」というような内容だったので、少し心を入れ替えて本を読もうと思った。

偶然は重なるもので、一昨日Amazonから届いた本たちが、どれもすばらしかった。中でもわざわざKちゃんちに見せに行った三冊のうちの一冊がこれ。

中身はタイトルそのまま、366枚、風景画(パラパラ見た範囲では全部西洋画)が紹介されている。

「絵を鑑賞する」という趣味も習慣もないのだけれど、最近何枚か「クレヨン画」を描いてみたことと、YouTube動画(またまた!)で、面白い美術解説動画を観たことがきっかけで、この本を注文するに至った。

すばらしい本!

Claude Monet (1840-1926). “Soleil couchant à Lavacourt (détail)”. Huile sur toile. 1880. Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris, Petit Palais.

絵(の写真)を見て、何も考えずにただ感動したのはこれが初めてかもしれない。モネの「ラヴァクールのセーヌ河の夕日、冬の効果」。前述の絵画解説動画のおかげで、自分が好きなのは「印象派の画家」たちだったのだと知ったのだが、中でも、(ゴッホの次には)モネが好きかもしれない(もしかすると同じくらい)。

この本をぱらぱらめくっていて、あっ!と思って見直すと、だいたいが印象派の画家。そして、たいていがモネ(ゴッホは見直さなくてもすぐわかる)。

いつだったか、当地(シンガポール)の美術館で、立派な髭をたくわえたモネが白い三つ揃えを着て、睡蓮のある庭でタバコをくわえながら絵を描いている映像(今、YouTubeで見つけた!)を観たけれど、すごくいい感じだった。男が背広と帽子をかぶっていた時代ってなつかしい(管理人がモネの時代に生きていたわけではないよ!)。

驚いたことに、ルノアールも映像が残っている!

貴重な映像を、こんなに簡単に観られるようになったことに感謝。

「ついでに見つけた」と言っては申し訳ないが、ドガの映像も見つけた。とても短いけれど、女性と歩いている白髭の紳士がドガ。情報が正しければ、当時ドガは81歳。すばらしい!

みんなすごいな~と思って、ちょっと調べてみたらモネは86歳、ルノアールは78歳、ドガは83歳と長寿ぞろい。

ゴッホ(享年37歳)は逝くのが早すぎ。

 

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