本にISBNコードというのがついているのは知っていた。でも、その意味について考えてみたことがなかった。本好きとしては不覚だった(かもしれない)。
そこで、いきなり本題に入る。
ISBN978-4-09-861053-2
裏表紙などにバーコードと一緒に記されているISBNはハイフンで区切られていないけれど、本来はこのように区切られていて、それぞれに意味がある。
978は15年ほど前にコードの書き方に変更があったときに付け加えられた番号で、978と979の二つしかない。978は「書籍出版業」の意味。979は「現行の出版者記号が払底して割当不能になった国(言語圏・地域)は、接頭数字979を取得できる」と説明があるけれど、よくわからない。今までのところ、日本での適応はないらしい。
次の4は国や地域を表す記号。日本は4.
次の09は出版社に割り当てられた数字。この場合は小学館。
その次の(この場合は)6桁の数字がその書籍個別の数字。
最後の一桁はISBNコードに誤りがないかチェックするための番号で、
次のような計算で決まる。
①(13桁コードの左から奇数桁の数字の合計×1)と(偶数桁の数字の合計×3)の合計を求める。
②10-(求めた合計の下1桁の数字)=チェック数字
この数字で、どうしてコードに誤りがあるかどうかがわかるのか、それはバリバリ文系の私にはまったくわからない。でも、なんだかすごくロマンがあるというか、謎めいているというか、よくできているというか……なにしろ、今回一番興奮した大発見。(ただ、もっと簡単な計算式でよくない?という気がしないでもない。)
この数字は「チェックデジット」という名前らしいけれど、私の足の先っぽにもなにか数字がついていないかな?と思った。それで、私っていう人間のどこかに「間違い」があるのがわかる? いまさらだけど!