以前にブログに書いた「学琴は一曲に止むべし。多曲を貪るなかれ。唯一曲を愛した古人は衆(おお)い。高き志があれば一曲にて足る」という浦上玉堂先生の言葉の出典がわかった。
今朝、国立国会図書館デジタルコレクションに収められた『玉堂琴譜』を見ていたら、それらしき言葉が目に入った。あ! ここにあったんだ!
左側のページの中ごろから始まる、浦上先生の厳しいお言葉。ひたすら耳が痛い。でも、凡人の初学者としては、いろいろな曲を弾いてみたいとつい思ってしまう。
いろいろ聴いたり弾いたりしているうちに、心に響く一曲が見つかって、心に従うように手が動いていくようになるだろう、いやぜひそうなってほしい!
こんなふうに、遠く南国から日本の江戸時代の資料を見ることができるなんて、夢みたい。昔はなんでもせっせと図書館に通ったのに! 普段、ちょっと抵抗のあるデジタルテクノロジーに感謝!
◆この本のデジタル版はネットで「玉堂琴譜」で検索するとすぐ見つかります。上に引用したページは24ページ目です。26ページ目から琴譜が見られます。私は結構感動しました。ご興味のおありのかたにはお勧めです!
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