時々思うことがある。人類のこれまでの歩みを、狩猟採集時代、農耕畜産時代、工業(産業)時代、情報時代と分類した場合、5番目の時代は「思索時代」なのではないかと。あるいは、そうなるべきなのではないかと。これはある意味、原点への回帰と言えるかもしれない。思想家、哲学者たちがいろいろなことを考えていた時代への回帰。
いろいろなことを考えていた、というのはずいぶん平たい言い方だが、それ以外の言い方が見つからない。「人間は考える葦である」と言ったのはフランスの哲学者(そのほかにも「肩書」たくさん)パスカルだった。そう、人間は考える。ほかの動物だって考えてはいるんだと思う。でも、人間の思考能力はかなり高い。
個人的には、それがいいんだか、悪いんだか、わからない時もあるけれど。この思考能力を駆使して考えよう。しっかり考えたら、きっと「いい考え」が浮かぶ。きっと「いい方向」に歩いていける。そう信じたい。