古琴を楽しむ~その五

「古琴」カテゴリーのブログはすべて「古琴を楽しむ」というコンセプトのもとに書かれたものだ。一体いつ、このコンセプト自体をブログタイトルに使い始めたのか? またそれとは別に、個々のタイトルのついたブログが依然としてあるのはなぜか?

わからん。要するに古琴を楽しめればいい。

「特に楽しい話」の時に、このタイトルを使えばいいかな。

今日は特に楽しい。うれしい。『梅花三弄』がやっと最後まで弾けるようになったから。ただし暗譜はまだ。後半がぐちゃぐちゃになっている。でも、左手の親指を痛めることなくこの曲を復習できただけで本当にうれしい!

最近、ほとんど忘れていた曲で、復習したのはこれが三曲目。ほかの二曲は『梧叶舞秋风』と『鸥鹭忘机』。でも、この二曲は何か所か、私にとって「微妙に似ている」箇所があって、同じ時期に復習したのは大失敗だった。途中で混ざってしまって、いまだに暗譜が完成しない!!

この「復習期間」に弾いていないそのほかの曲たちは、一体どうなっているのか? 初期に習った短い曲は、ウォーミングアップのために弾くこともあるから、大丈夫だけれど、もう数週間も弾いていない中・大曲、たとえば『流水』、『龙翔操』などは、考えてみるだけでも怖い……。特に『大胡笳』と『离骚』は長いから、一度忘れたら、取り戻すのはむずかしい! そうだ! これから弾こう!  二つとも大好きな曲だもの♪

鬱の日の日記

今日は鬱の日? なんだか、調子が悪い。左の指が大丈夫そうだとわかったから、喜ぶべき日のはずなのに。皮膚がちょっと変になっているから? 数日前から胃がしくしくするから? 前歯と奥歯が時々ずきずきするから? 相変わらず動悸がするから? それとも……要するに体のことがいろいろ心配なんだね。歳のせいだよ、って一言で片づけられればいいのだけれど。

こういう日もあるよ。何年ものあいだ、ずっともっともっと苦しい日が続いていたのだから。古琴や中国語、折り紙、本、YouTube……そんなものに助けられて、気持ちを紛らわすことができるようになったのはつい最近のことだもの。原因が取り除かれていないわけだから、後戻りすることだってあるさ。それに、確実に歳はとっていっているし、完全な健康体ってわけじゃないし。こんなものだよ。こんな時は、古琴を弾くに限る! さあさあ、立ち上がって、古琴の前に行きなさい!

古琴練習できた!

腱鞘炎が怖くて、昨日はおそるおそる、今日はもう少し気合を入れて、古琴を弾いてみた。20分くらい弾いて、少ししびれる感じがあるけれど痛みはない! よかった! でも油断は禁物。しばらくは軽く弾くように!! いずれにしても、左手親指に力入れすぎ。右手も左手も、ひじも、肩も、身体も、力を抜いて弾くようにしよう!!

 

古琴練習禁止

今は午前11時20分。いつもなら古琴の練習を始めている時間。でも今日は練習禁止。YouTubeで管平湖先生の演奏を一曲聴いて、これから机に向かって「座学」。今日一日弾かないでいられるのか?

実はまた「やってしまった」。古琴のレッスンを始めてから1年後くらいに、ひどい腱鞘炎(ド・ケルバンとかいう名前だった)になって、数か月親指を使わないようにしていたけれど、痛みで日常生活に支障をきたすまでになって、とうとう手術した。そしてその後さらに数か月、合計して1年くらい古琴が弾けなかった。

それで、最近は「ピリッ」とした痛みが走ったら(そういった痛みが前回の兆候だった)、すぐにやめるようにしていたのだが、この数日の『梅花三弄』の練習中、そのことを「忘れた」。「古琴と言えばこの曲」、といわれる曲が三曲あるがこの曲はその中の一つ(残りの二つは『流水』と『阳关三叠』――龚一先生によると)。だいぶ前に習ったので、完全に記憶から抜けていてたのはわかっていたが、結構長いし、まったく覚えていないことに恐れをなして、手をつけないでいた。

それが、なぜか数日前に手を付け始めてしまった。それで、掲載写真のようなことになった。昨夜練習中にするどい痛みが数回走り、「はっ!」と気が付いて中止。すぐに湿布して親指を固定した。そういえば、ここまでするどくはなかったが、数日来、鈍い痛みはあった……。そのことを思い出してぞっとした!

「前と同じところが腱鞘炎になることはない」、と医者からお墨付きをもらっているが、「使いすぎればまた別の箇所がなる可能性がある」と警告も受けていた。どうか、前のようになりませんように!!

今日、弾かないでいられるのか? 暗譜はできていないまでも、半分くらいは「弾ける」ようになったところだったのに、ここで休んだらそれもまた、記憶の網の間からサラサラとこぼれ落ちていくのか?!……この曲だけではない、そのほかの曲は???

でも、仕方ない。少なくとも今日は、できれば数日は座学に徹しよう。そうしないとあとで後悔することになるぞ! そう自分に言い聞かせている……。嗚呼!

Watercolor by Shibasaki動画がすごい!

最近 “Watercolor by Shibasaki”というYouTubeチャンネルを発見した。いつも言うけれど、私は絵が苦手で、すごいコンプレックスがある。というのも、小学校の頃から漫画が好きで、漫画のような絵は好んで描いていたのだけれど、いわゆる「絵画」的センスがゼロで、「絵」が描けない。図工や美術の時間は、今思うと屈辱の時間だった。

が、しかし、このチャンネルにはハマった。もっとも、第一目的は先生の笑顔を観ること。なぜか癒される。だから、いつもは視聴するだけ。ところが今日は鉛筆画の動画で、やさしい先生の声を聴いているうちに、「私にもできるかなぁ…」と思い始めて、急遽参加することにした。で、できあがったのがこれ。

目の前の机にあったノートと鉛筆を使ったから、すでに書いてあったメモの文字を途中で消したり(ウサギって耳が長い!)、鉛筆の芯が太すぎて細い線が描けなかったり、といろいろアクシデントはあったけれど、できあがったら、なんとなくウサギに見えて、自分でもびっくり。ウサギらしいものが描けるとさえ思っていなかったのだ!

これも柴崎先生のおかげ!

絵以外にも、朝のルーティーンとか料理の動画があるので、私はもっぱらそういう動画を選んで観ている。先生の専門である水彩画の動画は苦手かも。だって、美術の時間のトラウマがよみがえってくるから。癒しのために観ているから、そういうストレスは不要。先生の動画の視聴方法としては「邪道」なのかもしれないけれど、許してもらおう!

 

【動画付き】折り紙でオーブンの作り方

今、「折り紙キッチンシリーズ」にハマっている。簡単だから写真の説明でいいだろう……と不精をしていたのを反省して、ガスコンロの作り方動画をアップしたら、意外にも多くの人に観てもらえて、高評価までいただいた! それで、またがんばって、ガスコンロの下にオーブンの扉をつけてみた。

扉が「ポチっ」とはまって、自然に開かないようにしたところが「ミソ」。ただそれだけのことだけれど……「それらしく」見えないかなぁ……。

あとは、調理台の下も両開きの扉にしたい……シンクもやはりもう少しリアルにできないかな……などと考えている。折り紙は確かに「脳筋トレーニング」に大いに役立つ!

『かわいい!折り紙ドールハウス』PHP

「折り紙ドールハウス」で検索すると必ず出てくる、本当にかわいいドールハウスの本! 前から「ほしいなぁ」と思っていたけれど、アマゾンでは当地まで配送してくれない。それであきらめていた。ところが!

なんと、家にあった……。6年前発行の版なので、その頃買ったのだと思うけれど、すっかり忘れていた。最近「確かにあの本あったはずなのに……」と思って本棚を探し回ることが多くなっていて、先日も何かの本(何だったか、もう忘れた)を探していて、思いがけずこの本を見つけた! うれしい(ほしかった本だから)ような、悲しい(記憶力の減退)ような、複雑な気持ち。

で、もう一つ驚いたのは、自分で発見したと思っていた、リビングルームの「横長のロー(低い)コーヒーテーブル」がまったく同じ作り方で載っていたこと! これもうれしい(自分の作り方が認められたような気持ち)ような、悲しい(オリジナルではなかった……)ような複雑な気持ち。

それから、冷蔵庫についてのブログでふれていたのがこの本だったので、かなりリアルな、「ツードアの冷蔵庫」の作り方がわかったのも大収穫だった。

このドールハウスのコンセプトは「基本の折り紙を使って、『パネル』や『つなぎ』と呼ばれる部品を作り、それをつないで大きな作品を作る」というもので、ドールハウス本体から家具まで折り紙で作れる! アイディアがすばらしい。パーツをぴたりとはめ込む方式だから、どの家具も角が直角で、かちっとした感じに仕上がっているのがうらやましい……。

私のドールハウスは伝承の升(ます)(今は「箱」と呼ばれているらしいが)とその変形の立方体の箱を基本としているところがこの本のやり方と大きく違う。一度はこちらも試してみたい気もするけれど、基本的にはこれからも自分の路線でやっていこうと思う……、

でも、この本の中の四階建てのマンション(p9)や、いろいろなお店(p5)の写真はかわいくて見とれる。何度も見てしまう。今また見ていて気が付いたけれど、なんと私の「石鹸の空箱ドールハウス」と同じように、「たためる」ドールハウスがあった(p6)! ね、こういうドールハウスって楽しいよね!!

古琴を楽しむ~その四

最近、古琴ブログが途絶えている。4月からレッスンを休んでいるので、新曲が習えない。だから新しい話題がない。最後に習ったのは『大胡笳』。でも、待てよ……この曲はそもそも最後まで先生にチェックしてもらっていない! お手本をビデオに撮らせてもらっただけ。先生も暗譜が完全ではなくて、楽譜「ガン見」で弾いてくださったのを撮影した。

これまでで最長の曲で全部弾くと20分くらいかかる。YouTubeにも全曲を弾いた動画はあがっていなくて、「完成品」を聴けないから練習するのがすごく困難。でも、とてもいい曲(今日、これから練習しよう!)。この4か月繰り返し弾いて一度は暗譜できたけれど、ほかの曲を忘れそうになって、そっちを弾いていたら、この難曲はスルスルっと記憶からこぼれ落ちていった。

『大胡笳』をほっぽりだして、練習してしまったのは、すっかり記憶から抜け落ちていた『鸥鹭忘机』『梧叶舞秋风』。二曲とも新曲と同じ感覚で、ゼロから学び直し。前者はYouTubeですごくいい演奏を聴いて、どうしても弾きたくなった曲、後者は前にも書いたけれど、軽やかで、気分転換をさせてくれるような曲。どちらもまだ楽譜を「チラ見」しないと弾けない! がんばれ私!

さあ、あまり夜がふけないうちに、練習をしようっと!

【動画付き】折り紙でガスコンロの作り方

昨日アップした動画のお知らせ。「折り紙キッチン」のブログにはすでにリンクを貼ったけれど、ちょっと顛末も話したかったから、別ブログを書くことにした。

このキッチンは、はじめガスコンロなしで作って、動画をあげて、そのあとすぐにガスコンロの作り方を思いついて、動画のサムネだけ、ガスコンロ付きのものに差し替えて(動画を作り直すのはとても大変)、ガスコンロの作り方は概要欄にブログ(写真だけで説明)へのリンクを貼っておいた。

作り方は簡単だし、これでいい、と思っていたが、キッチン動画の視聴回数が増え、低評価も増えてくるにつれて、ガスコンロの作り方動画がないのは不親切じゃないか……と気になり始めた。気になり始めると、すごく気になる性分だから、いまさら……とも思ったけれど、「ガスコンロ動画」を作ってアップしてみた。という顛末記。

簡単だけれどかわいいガスコンロぜひ作ってみてください!

 

中国語ラジオ69日目

おお、なんとまだ続いている。聞き流しラジオ。でも、今は先が見えてきた。結論は、読んでもわからない文章の聞き流しは無駄。こんなに基本的なことになぜ気づかずに始めてしまったのか? それは、ラジオだと毎日話題が違って、飽きずに聴けるかなと思ったから。確かにその通りではあるけれど、まず何を話しているかわからなければ、話題がなんであろうと関係ない。それに、聴き取れたとしても、その話題に興味がなければ進歩もない。そこで出てくる第二の結論、興味のない話の聞き流しは無駄

ということで、一応3か月、今月末まで続けるつもりのラジオ聞き流しは9時からのニュースのみにして、興味のある話で、単語や文法を調べられて(スクリプトがあって)、読んで理解できる状態にして聴ける「教材」を探した。

そもそも中国語の勉強はなんのためにしているのか? 古琴の知識を深めるため。その一つに尽きる。だから、古琴の基礎を教えているYouTubeを見直して、字幕のついているものを見つけた。それで、今字幕を書き写し中。古琴の歴史から始まって琴譜の読み方までを説明した入門編二回分、約30分。書き写してから、単語を調べて、次に聞き流す。というか、そもそも「聞き流し」ではなく、もっと短い時間でいいから、じっくり「リスニングの勉強」をするほうが、(私のような性格の人間には)結局は近道、ということも最近分かった。

さて、新たな「リスニングの勉強」いったいいつまで続くのか? 最近ちょっと疲労・倦怠感があって、ぼんやり、ごろごろしている時間が増えている。ボケとの戦いだからなぁ……そもそもこの歳で語学をやっている自分ってなんなんだ?!