お勧め古琴入門動画 Videos for Guqin beginners

古琴を始めたい、始めたばかりという方に勧めたい動画。

★他人の動画をブログ等にはめ込むことについては、ウェブ情報で「本来の作者を明記する。ただリンクを貼るだけでなく、独自の内容を加える」という二点がクリアされていれば問題ないことを確認しました。The copy right of these videos belong to the author of the videos and I am just adding explanation.

4分でわかる古琴のこと。シンガポールの楽器店、音楽学校のプロモーションビデオですが、日本語の字幕がしっかりついていて、先生の誠実な話し方が気にiいっています。超入門。

日本語で古琴入門。日本古琴振興会の武井先生による動画。先生の書かれた教則本はおそらく唯一の日本語古琴教則本。このレッスンが第一回しかないのが残念! 先生、続きの動画を待っています!

③当ウェブサイト管理人が古琴を始めた時、よく観た一無弦堂の李程さんの動画。中国語が未熟で、ほとんど聞き取れないが、字幕がついているのでだいたいの意味はわかる。黒板を使った説明が、学校のようで楽しい。古琴を独学で始めようと思っている人にぜひお勧めしたい。The teacher is Li Cheng (李程)from Wu Xian Tang (無弦堂)whose explanation and demonstration in these videos, I think, are really helpful to Guqin beginners.

ただ、現在YouTubeにアップされていて、ここでリンクできるのは下記、1、2、8課のみです。bilibiliという中国の動画サイトには全部あるようですが、リンクができません。興味がおありの方は検索してみてください。

1.ゼロから始める古琴(一)Start Guqin from scratch (1)
古琴ってどんな楽器? 起源、古琴にまつわる神話・逸話、歴史など。

2.ゼロから始める古琴(二)Start Guqin from scratch (2)
古琴の構造。7本の弦はドレミで言うとどの音?

3.ゼロから始める古琴(三)Start Guqin from scratch (3)
散音(開放弦)で、挑と抹(人差し指)の練習

4.ゼロから始める古琴(四)Start Guqin from scratch (4)
散音(開放弦)で、勾、剔(中指)の練習
打、摘 (薬指)の練習
托、擘(親指)の練習

5.ゼロから始める古琴(五)Start Guqin from scratch (5)
勾挑、历、撮、反撮
指使いの組み合わせ、二弦一緒に弾く

6.ゼロから始める古琴(六)Start Guqin from scratch (6)
轮(三本指連続)、半轮(ニ本指)、
双弹、半扶(二本指同時)、全扶(二本指で四回)
泼、剌(四本指同時)
滚、弗(指一本で連続)

7.ゼロから始める古琴(七)Start Guqin from scratch (7)
泛音(ハーモニクス)(左手親指、人差し指、中指、薬指)

8. ゼロから始める古琴(八)Start Guqin from scratch (8)
泛音を使った調弦の方法。

9.ゼロから始める古琴(九)Start Guqin from scratch (9)
按音(左手指で弦を押さえる)親指、薬指、中指、薬指曲げて(高音部)

10.ゼロから始める古琴(十)Start Guqin from scratch (10)
滑音(左指滑らせる)绰、注(上向き、下向き)

11. ゼロから始める古琴(十一)Start Guqin from scratch (11)
左指組み合わせ 上、下 进(上へ)、退(下へ)、复(もとに戻す)

12. ゼロから始める古琴(十二)Start Guqin from scratch (12)
左手指そのほか 撞(上下すばやく)
搯起(薬指で押さえて左親指で弾く)
抓起(親指)带起(薬指)
罨(左手指で叩くように)、逗(すごく短い撞?)

13. ゼロから始める古琴(入門曲)《仙翁操》Start Guqin from scratch (Xian weng cao)
多くの初学者が最初に学ぶ曲。The first song for beginners to learn.

④上記と同じチャンネル(lokyee 90)に集められている真朴书院の初級レッスン動画。これも中国語ですが、いろいろな角度から手元を写しているので、言葉がわからなくても大丈夫。「悪い弾き方例」をやってみせたときには画面に×印が出るのがありがたい。

上記動画は第一回目のレッスンです。全部で20課以上あります。基礎が終わったところで習う練習曲がドラマ三国志演義の主題曲らしくて(中国語で説明されているので、今一つ確信がありません)、古典曲と違って新鮮。

コメントを読むと、このシリーズで古琴を独学している方もたくさんいらっしゃるようです。

③よく使われる『古琴実用教程』という教則本の著者、李老师の動画です。これも中国語ですが、字幕がついているので理解の助けになります。

 

 

古琴どう練習したらいい?

ただ楽しく弾いていればいい。それはわかっている。つっかえようが、下手くそだろうが、弾くことに没頭できて、弾いたあと「ああ、弾いてよかった」と思えたら、それでいい。(あと、楽器と曲、先人たちへの敬意を忘れずに!)

でも、時々思う。もう少し、ほんの少しでいいから「いい音」で弾きたい、「ああ、気持ちがいいと感じられる音」で弾きたいと。たとえ独習でも、一音一音ていねいに練習することで、それに近づくことができるのだろうか?

実は、昨日は古琴の『广陵散』の練習を休んでみた。以前は一日休むともうボロボロだった。今はどうか?……そのための「実験」だった。今、一度通して弾いてみた。前半と後半の最後の最後で、頭が真白になって、楽譜を見た。

でも、それ以外は意外にも覚えていて、これなら、通し練習は一日おきで、部分練習をその間にはさむという方法でいけるかもしれないと思った。これまでは忘れるのがこわくて、毎日通し練習していた。そして、その30分で疲れ切って、部分練習をほとんどしていない。

これからは、もっと部分練習に力を入れようと思う。それから基礎練習。正調以外の調で調律していると、教則本にある基礎練習ができない。そこをなんとかできないか?! その調律のまま弾ける曲で、一番基本的な曲をていねいに弾くというのはどうだろう?

いろいろ暗中模索の続く古琴独習の道。楽しくてたまらない♪

『广陵散』独習一年の記念動画

今日は記念すべき日。ちょうど一年前の今日、『广陵散』の独習を始めた。

それで、数日前から「一年間でどこまで弾けるようになったか」を記録する動画を撮りたいと思って準備していた。これまで一度も通してつっかえずに弾けたことがなかったので、毎日一回動画に撮って、一番できのいいのを残そうと思っていたのだ。その結果、案の定、数日前に最初に撮ったものが、「まあマシなでき」で、それ以降のものはだいたいがぐじゃぐじゃ。破棄した。

 

これも後半でまったく手が止まった個所や、あちこちでつっかえているので、その部分はカットしたあとの動画。なにはともあれ、記念として残しておく。

今後の課題は、もっとていねいに練習をすること、そして、先生を探すこと!

一年前には、一部でも弾けるようになるとは思っていなかった曲だから、このクオリティーでも弾けたことがうれしい。本当はそんなことではいけないのだけれど! まったく間違ったやりかたで弾いているのではないかという不安は常に持っている。でも、これが今の自分にできる精いっぱい。

さあ、今日もこれから練習!

古琴入門お勧め動画

先生が中国に帰ってしまったので、この一年半は独習中。それで、最近、先生からごく初期に教えてもらった曲を復習している。基本的な指の使い方ができていないと気が付いた(今更!)からだが、7年ほど前に習った曲を覚えているわけもなく、ネットで教学動画を見つけてはお手本としている。

そこで、昨日見つけたお勧め動画がこれ。

https://youtu.be/jZQFux7msvI

だいぶ前にこの先生の第一回目の教学動画を観て、中国語の聴き取り練習をしようと試みたが、とても無理で挫折した。でも、説明がとてもていねいでわかりやすい(ような気がした)ので、心に残っていた。

昨日『仙翁操』を復習するために動画を探していたら、この先生の動画が検索にひっかかった。やはりとてもていねいでわかりやすい(今は、字幕の中国語はだいぶ理解できるようになった)。

今日はこの動画を観ながら復習しようと思う。

【お断り】上に紹介したチャンネルが本来のものなのか、古琴関連動画を集めているチャンネルなのか判別がつかず、紹介を多少躊躇するが、基本からの動画がすべて集まっているのでおそらく本来のチャンネルだと思う。

古琴独習について思うこと

最近YouTubeで、古琴を独習している人、独習したいと思っている人の動画やコメントをいくつか目にした。インターネットのおかげで、助けとなる情報はたくさん手に入れられるけれど、最初から完全に独習というのはとてもむずかしいだろうと思う

問題の一つは、変な弾き方を続けて、腱鞘炎とかになってしまうこと。独習していたわけではないけれど、私はレッスン開始後一年目の終わりにドケルバンという腱鞘炎になってしまった(家での練習をベッドの上で(!)やっていたからか?)。そして、結局手術をして、レッスン再開まで一年かかった。

でも、一方では、「この曲が弾けるようになりたい」とか、「音を聞いて心を落ち着けたい」とか目標がはっきりしていたら、そして、「お気にいりの先生の動画」などを見つけられたら、最初から独習でも古琴を楽しむことができるのではないかとも思っている。(今の私はこの「方式」に近い。)

『广陵散』の独習を始めて、もうじき1年経つ。一周年記念に45段全部を「通しで弾いた」ビデオを記録に残したいと思って、猛(?)練習中だが、20分越えのこの曲を暗譜で弾くのは無理。どうしても後半で集中力が切れて、自分がどこにいるかわからなくなる。

今日は管老師のお手本を聴きながら練習した。前半は「一緒に弾ける」ところもあって、気持ちがよかった。でも、28段からがやはりボロボロ。そして、老師と自分の弾き方が違っているところを新たに発見した。もう何か月も聴き続け、「習っている」のにだ!

独習するときには、常にお手本と比べて、軌道からはずれていないか確認すべしという、独習者の最大の心得を再認識させられた今日の午前の練習だった。

『大胡笳』の復習終わった!

先日の『大胡笳』の復習開始のお知らせブログに♡マークを三つもいただいた! それで、張り切って練習して、6日後の今日、一応の復習が終わったので、ご報告をすることにした。

この曲はとても長いことに加えて、「ほぼ忘れていた」ので、最初が本当に大変だった。でも、半ば過ぎるころから、なんと、「思い出してきた!」それで、4日目くらいに一応最後まで楽譜を見ながら弾けるようになった。

それから暗譜を試みたけれど、これが大問題。何しろ、かなり年季の入った「記憶装置」だから、詰めても詰めても出ていく……。雑念が入ったりした時には、あれよという間にどこを弾いているんだかわからなくなる

ただひたすらに弾いて6日目の今日、行き詰まりを感じて、ふと思い立って、戴晓莲老師の動画を観直した。すばらしい。もっと早く観直すべきだった!

一年半ほど前まで習っていた先生の先生だから、彼女の弾き方を学ぶのならば、とりあえずOKだろうと思って観始めたけれど、習った弾き方とは微妙に違う。どちらの方法で弾くのがいいか?

今は独習中の身だから、自分の好きな方を採用する(偉そうに!)ことにして、一部戴先生方式に変えることにした。そのため、何度も動画を観ているうち、いろいろ直したくなって、今日は半日、といっても2時間くらい、徹底研究に費やした。

おもしろい! 戴先生の動画は「簡略版」だが、それでも13分ある。手元にある楽譜は多分その3割増しくらいか? おそらく20分近くかかるだろう。でも、この曲はテーマが比較的わかりやすい(異国の地に二人の幼い息子を置いて、故国に戻る母親の想い)ので、ある意味弾きやすい。

一応最後まで復習できたところで、本来はここから「弾きこむ」のだろうけれど、ルンルン気分の今は、次の『龙朔操』の復習に早くとりかかりたい……。厳しい先生の耳に入ったら、雷を落とされそうな話! でも、楽しいから弾いているんもん♪ 好きな曲をたくさ~ん弾きたいよお!

『大胡笳』の復習開始

最近ずっと、『广陵散』以外に練習していたのは、『离骚 』と『华胥引』のみ。古琴を弾く人はご存じと思うが、この二曲を弾くためには、ほかの多くの曲と異なる音程に調弦しないといけない。そして、私の古い方の古琴は弦を巻き取る「ペグ」(中国語の名前を忘れた)がものすごく固くて、調弦に時間がかかるし、指先が痛くなるので、一度変えたら数日は変えたくない。

だからこの二曲を必死で復習した。『华胥引』は私の持っている楽譜だと見開きの2ページに収まる短い曲だから、すぐ復習できた。問題は『离骚 』。楽譜で言うと9ページの長さ。おまけに「ほとんど忘れていた」。だから、復習に一週間以上かかった……。とても好きで、よく弾いていた曲だったのに!

そして、やっと昨日、別の曲の練習のために調弦を変えた。こうなると、『离骚 』はまたいつ弾くのかわからない。また忘れてしまうのだろうなぁ……。

今回の調弦で弾ける曲は『大胡笳』と『龙朔操』。二曲とも、異国に連れていかれてしまった悲劇の女性にまつわる曲で、『离骚』同様、よく弾いていた曲。

まずは『大胡笳』から取り掛かったけれど、昨日はまったく思い出せず、結局1ページの半分くらいの第一段を、「新曲を弾くように」練習したところで力尽きた。

今日は少~し思い出してきたけれど、やっと2ページ4段までという感じ。全部で12ページもあるから、この調子だと10日くらいかかりそう。嗚呼!

『广陵散』は一日でも弾かないと、すぐに頭から抜けることがわかったから、30分かかる通し弾きが欠かせない。おまけに30分「ぶっ通し」で弾くと、もう、細かい部分練習のための気力が残っていない。ほかの曲を練習するなど、もってのほか。だから、午前中の練習はそれでおしまい。(こういうのも本末転倒って言う?)

そんなことでいいんかいっ!!

ちなみに、『广陵散』も調弦の仕方が特殊。しかも、お手本としている管先生の動画中の古琴が普通より半音高めに調弦されている。だから、うちの二台ある古琴のうち一台は、それに合わせて調弦し現在、『广陵散』専用になっている……。

今日はこれからもう一度『大胡笳』の練習。午後やった4段まで、覚えているかなぁ?

『広陵散』(全45段)を聴く

三人の名演奏家による、45段構成の『広陵散』。それぞれに個性のある、すばらしい演奏。このページで一つにまとめておいて、何度も聴き返そうと思う。

管平湖 (1897-1967)
1953年にこの曲を打譜してくださった。その譜を見ながら聴いていると、本当にていねいに弾いていらっしゃることがわかる。まるで「こんな風に弾きなさいよ」と教えてくださっているよう。

吴景略 (1907-1987)
指が古琴の上を自由自在に動き回っている。楽器と人と音楽とが完全に一体化しているような感覚。そして、自由! 自由! 何にも囚われることのない自由がここにある。

吴文光 (1946- )
曲を解釈し、それを表現するというのはこういうことなのか。切々と情を訴えるとはこういうことなのか。曲の意味をとらえること、感じることが大切であることを教えてくれる。

◆最初の二つ動画には画像がついていないので、本当に二人の演奏家によるものか、疑問を呈しているコメントもありました。確かに、文化革命の時期に、古琴の記録は多くが破棄されたと聞いています。そのような歴史的背景も含めて、耳を傾けたいと思います。

管老師の動画を見つけた!

独習を続けている『广陵散』のお手本としているのは、管平湖老師の「音だけの動画」。どんな姿で演奏なさっていたのか一目見たいものだと常々思っていた。

そんな折、1956年のニュース画像らしい動画をたまたま見つけた。その中で、ほんの数秒だけれど、老師の姿が映っていた。感激!

 

『广陵散』全45段通して弾いてみた

数日前に全45段を暗譜で弾くことができた! ただし、たった一回だけ。そのあとも、毎日試みているけれど、だいたいどこかで頭が真っ白になって、楽譜を見たり、少し前に戻って弾き直す結果に終わっている。下の録音も、間違えて、そのままだったり、弾き直したりしている箇所が多々あるが、一応「止まらずに」弾いているので、記録として残しておくことにした。

多分、今のところはこれが精いっぱい。管老師のお手本が22分くらいで、この録音は23分30秒あまり。老師の演奏ははじめはゆっくり、最後は超高速(に聞こえる)だが、私の速度はほぼ一定。つまり、前半は速すぎ、28段以降は遅すぎ、ということになる。そして、結果的に1分半の差に収まっているけれど、実際は速度だけではなく、弾き方があまりに「のっぺり」していて、稚拙。

でも、ともかくここまでたどりついた。ここからが本当の出発。

これからの練習がまた楽しみ!