古琴の形はいくつか種類がある。その中の、混沌(こんとん、カオス)式という形の古琴で、すごい模様(?)が入ったものをはじめて見た。
漆の塗り方が特殊で、八宝灰と言って、鹿の角の粉(古琴を作るときに漆に混ぜる)の代わりに(あるいはそのほかに?)いろいろなものが混ぜられているという話だった。全面に小さな花火が花開いているような、水面下に水草が揺れているような、あるいは、もやもやとした心のような、すごくおもしろい模様が浮き出ている。
丸っこい形もこれまで見たことがなかったので、調べてみたら混沌式という形らしい。なるほど、その名にふさわしい模様だなあ。作者は家族で代々古琴を作っている普通の人で、名前もわからないのだけれど、値段はしっかりしているから、買うのは無理……でも、おもしろいものを見ることができた。
古琴は今、先生が中国だから、ひたすら自習。これまでに習った曲を復習している。そうすると、基本技術が欠如していることが露呈する! どうしたらいいんだろう? だれかにきっちりみてほしい!