端午節に古琴を弾く

昨日は旧暦で端午の節句にあたる日だった。この日に弾くべき古琴曲は……当然ながら、この日が命日と言われる屈原が作った(と言われる)長編の詩『离骚』を題材にのちに作られた同名の曲! 詩の内容と合わせて聴いていると、最後に失意のうちに入水する屈原の姿が目に浮かぶ。

当ウェブ管理人は昨年秋から練習しているが、全曲弾くと10分以上かかる大曲で、非常にむずかしい……。昨日も、一部だけでも録音できたら……と思ってがんばったが、何度やっても最初の段落さえ間違えずに弾くことができなかった。

で、昨年習い始めてから三週間たった時点での動画を観直してみて、なおさらがっかりした。この頃からほとんど進歩していない! 嗚呼!

恥を忍んで、再度ご紹介する「練習三週間の『離騒』」。最初の字幕に「第一段から第三段」と書いてあるけれど、それは「第一段から第五段」の間違い。あの時はまだ、第五段までしか弾けなかった。そう考えると、(今の状況と比較して)なかなかがんばって弾いていると思う。しかし、全曲はなんと18段ある!