『广陵散』第29段初日の2時間練習

どこまで行けるかわからないこの道。二歩目の第29段。

まだまだ先が長い。第30段もちょっと見てみたけれど、まったく歯がたたない。段が進むにつれ、お手本ビデオはどんどん速度があがっているように聞こえる! 0.75倍速にして聴かないと、細かい音の動きが聴き取れない!

実際に弾く前の五線譜への書き写しと、音源を聴きながらの「音符の解析」にかなりの時間をとられるが、すごく勉強になる! ただ、後悔することが一つある。最初からこの楽譜を使って練習すべきだった。この楽譜の前の方を見ると、これまですごく疑問だったところなど、すんなり解決するところが多々ある。いつか全部見直しをしたほうがいいかもしれない……。嗚呼、また道が遠くなる!

『广陵散』第28段から練習開始

無謀この上ない試みは、まだ続いている。とうとう未知の領域、第28段に突入! 頼りは、YouTubeに唯一あがっている管老師の音源と、先日入手した楽譜。

一昨日と昨日、練習した第28段をビデオに撮って記録に残した。

ビデオで記録を残すことは、練習の大きなモチベーションになる。半年近く前に、この曲の第一段を練習し始めた時のビデオを観ると、よくぞ今まで続けたなぁ……と思う。

弾けるか弾けないかと問われたら、今でもまともに弾けないのだけれど、私にとって大事なのは、自分が好きな曲を毎日練習できること。そのためのモチベーションを維持するためにも、ビデオ投稿は続けようと思う。

この動画をあげた「小さな幸せ 古琴」チャンネルに登録してくださっている方には、本当に感謝している。とても励みになっています!

最後の第45段まで行きつくかどうか、わからないけれど、毎日楽しく練習していこうと思います! ありがとうございます!

『管平湖古琴曲谱集(三)』を手に入れた!

念願の楽譜がやっと手に入った。書店、楽器店、画材店など、文化・芸術関連店がたくさん入っている、ブラスバサーというショッピングモールの中の、Music Roomというお店にあった!

このお店は以前、図書館に通っていた頃は、たびたびのぞいていたが、外出自粛以来、ほとんど行っていなかった。昨日、なんとなくこの本を見かけていた気がして、行ってみた。あった! 中国元の定価の倍以上を「ふっかけられた」けれど、その場で確かめなかった自分が悪いし、いくらだろうが手に入れたかったから、後悔はしていない。

なぜそんなにほしかったかというと、この本に収められている『广陵散』は全45段の「完全版」だから(今持っている楽譜は全27段)! 無理は承知で、これに挑戦してみようかと思い立ったのだ。

一か月ほど前の独習130日目に、全27段の「準完全版」のテイク・ワンをYouTubeにあげてから、毎日練習はしているが、モチベーションが今一つ上がらない。そんな折、管老師の音源を何度も聞いているうち、「28段から先を弾いてみたい……」という気持ちが日に日に強くなった。

この本の楽譜は減字譜と1~7までの数字を使った数字譜(名称不明)による表記だから、今一つピントこない(普段使っている楽譜は五線譜との組み合わせ)。だから、昨夜遅くまでかかって、第28段だけ、五線譜に起こしてみた(下の写真は冒頭の部分)。

でも、この作業には、すごく時間がかかることが判明したから、これから先どうするかはわからない。でも、ひとまずこれで今日、練習を開始してみた……が! すぐ壁にぶちあたった。なんだかんだ言って、ゼロから組み立てるわけだから、むずかしくないわけがない。

これまでも弾き方のわからない符号はあって、適当にごまかしてきたが、今回はどうにもならない。わかる範囲で楽譜通りに弾こうとすると、音がぽつぽつ切れて、さらに右手が不自然な動きですごく弾きづらい! やはり独習では無理なのか……(だよね…)。

今日はもうくたくた。それに、ワクチンを打ったせいか少し体がだるい。老体に鞭打つのはやめて休んだ方がよさそう。

(続報20211205)ブログでの報告を忘れていた。この楽譜を手に入れてから8か月余後、この曲の独習を始めて一年後、45段までの一応の「解明」が終わったので、記録として動画を撮った。一年前には最後まで行きつくとは思ってもいなかったから、とてもうれしい!

 

クイーン歌真似そっくりさん二人の競演

クイーンのフレディー・マーキュリーの日清カップヌードルCMの歌声がGary Mullenというそっくりさんのものであることは以前のブログに書いた。

二年前のそのブログに最近いくつか♡(いいね)マークがついたので(ありがとうございます!)、久しぶりにこのCMを観たり、クイーンの映像を観たりしていたら、Garyさんのほかに、有名な歌真似そっくりさんがいることを知った。

Marc Martelというカナダ出身の彼が、ピアノを弾きながら歌う『ボヘミアン・ラプソディ』はかなり圧巻。映画『ボヘミアン・ラプソディ』の中では、フレディ自身と、彼を演じたレミ・マレックの歌声のほかに、Marcさんの歌声も使われていたそうだ(どの歌であるかは発表されていない)。

GaryさんとMarcさんそれぞれが『ボヘミアン・ラプソディ』を歌う姿と、二人の歌を「聴き比べた」動画を見つけたので、それを紹介したい:

Gary Mullen

Mark Martel

Gary Mullen vs. Marc Martel
(何曲か比較されているが、最初の曲が『ボヘミアン・ラプソディ』!)

最後の動画のコメント欄に、二人を比較して、Garyさんは80年代のフレディ、Marcさんは70年代のフレディを彷彿とさせるという話や、Garyさんはステージの、Marcさんはスタジオのフレディだ!といった話が書いてある。

いずれにしても、映画を観て「にわかクイーンファン」になったというか、『ボヘミアン・ラプソディ』という曲がすごく好きになった当ウェブ管理人は、「二人ともすご~い! 似てる~!」と感嘆するのみ。

40歳以上女子限定お勧めの、『ボヘミアン・ラプソディ』替え歌についてのブログはここからどうぞ。

 

ワクチン接種二回目

一回目のワクチンから3週間経った今日、3時間ほど前に二回目を受けてきた。今のところ副反応はまったくなし。

前回はいつ針が刺さったのかもわからなかったくらいだったが、今回は針が刺さっているあいだ痛みがあった。あとで見て分かったけれど、腕のかなりてっぺん、肩に近い位置に刺されていた。前回はもうすこし筋肉層が厚そうな、下側だった。そのせいか?

今日は3週間前より、接種に来ている人が多かった(だから写真を撮るのがはばかられた)。でも、待ち時間はほとんどなし。会場となっているコミュニティーセンターに到着したのが1:45ごろ。IDのチェックや、問診、注意などの説明を受けたあと、接種を受けたのが1:52。30分弱の待機後、ワクチン二回接種の証明書をもらったのが2:20ごろ。なんと全工程が35分ですんだ!

二回目は副反応が強い場合があるそうだから、数日は静かに経過観察するつもり。腕の痛みとか腫れは覚悟していようと思う。なんとか無事にすごせるといいな!

ワクチンの有効性とか、有効期間とか、確実なところはわかっていないようだけれど、少なくとも、かかりにくくなる、かかっても重症化しにくくなるということは、ある程度の科学的根拠はありそうな(あってほしい)気がする!

早く世界に平穏な日々が戻りますように!!

(続報)結局二回目も、上腕部の痛みくらいで、ほとんど副反応は出なかった。頭痛はあったが、そもそも頭痛持ちなので因果関係は不明。頭痛薬は飲んだが、いつものADVILという鎮痛剤は飲まなかった。ワクチン(ファイザーとモデルナ)接種後に飲む痛み止めはイブプロフェン系のものではなくパラセタモル(商品名パナドール)のものにするようにという指示だったからだ。イブプロフェン系のものはワクチンの効果を弱める?とかいう話をちらと聞いた。でも、日本とかのワクチン情報を見ていてもそういう話はないから、ガセネタかもしれない。でも、ともかく当地では接種会場で「パナドールを飲みなさい」と言われるから、それに従った。

大好きなピアノの新居!

20年前に日本から一緒に引っ越してきた大好きなピアノ。それまでも、そのあとも、ずっと私の人生を見守り、慰めてくれていた。小学校時代、ソナチネに入りかけたところでレッスンをやめた身ではたいして弾けないから、かわいそうなピアノだったのだけれど、いろいろな縁で、10年くらい前に、ピアノの上手な友達(当ブログによく登場するK子さん♪)の家にもらわれて、存分に弾いてもらっていた(下の写真)。

でも、今度彼女も引っ越しで手放さなくてはならなくて、どうしよう!と思っていたら、思わぬところから救いの手が差し伸べられた。去年の1月まで古琴のレッスンで通っていた音楽学校がもらってくれることになったのだ! そして、行動力抜群のK子さんが手配をしてくれて、先生に連絡してからなんと三日後には、ピアノは新居に移動! まるでずーっと前からそこにあったかのように、居心地よさそうにしている(冒頭の写真)。

ここに至るまでのいろいろな縁(えん)に感謝。もう40歳になるピアノだから、たぶんここが終の棲家になるのだと思う(そうなってほしい)けれど、音楽の好きな人たち(学校の専門は中国音楽だけれど!)に囲まれて、弾いてもらって、ゆっくり余生を過ごしてもらいたい。

ちなみに、K子さんが4月に引っ越しする先は、この音楽学校から歩いてほんの数分のところにあるコンド! たまに遊びに行って弾いてもらえたらうれしい……。それに、私もワクチン接種が無事に終わったら、副先生(主先生は中国から戻って来れない?)のレッスンをとりたいなぁと思っている。そうしたら、毎週ピアノにも会える!

今日は久しぶりにすっごくいいニュースをお知らせできてうれしい!

iPad また水没させてしまった

反省、深く反省。

「東京で大地震」という、思い違いだか、嘘だかわからない情報に動揺して、すごく注意して置いてあったiPadを、また水没させてしまった。

人の話を聞くときには注意しよう。変な思い込みや、恩着せがましさから、根拠のない(嘘の)情報を得意げに流す人がいることを忘れないようにしよう。

iPadが二度目の水没を乗り切れるのか、わからないけれど、とりあえずは、前回の教訓を生かして、3日間はスイッチを切ったまま乾燥させる

忘れないようにしよう。人の言葉をまともに受けとらないこと。世の中には真実ではないことをまことしやかに言う人がいるのだということを。

そして、何よりも、パニックにならないこと。どんなに心臓がバクバクしても、とにかくは落ち着こうと自分に言い聞かせること。忘れないように!

『デイリーコンサイス中日・日中辞典』三省堂

辞書を「使い倒した」。かなり長い間使った英和辞典『リーダーズ』を使い倒したのがもう何十年も前だから、久しぶりの「快挙」!

 

中国語の辞書はこれしか使ったことがないから、比較検証はできないけれど、個人的には、すごく満足している。その証拠に、次も迷わず同じ辞書を手に入れた。

強いて言えば、付録としてついていればいいのに…と何度も思ったのは、簡単な中国歴史年表。反対になくてもいいのに…と思ったのは、「発音変更一覧」と元素周期表。両方とも一度も使わなかった。

この辞書は、下線やら書き込みやらで、たいそう汚くなってしまったが、大好きだった。すごく愛用した。とても手になじんでいたのだけれど、表紙がはずれてしまったので、これ以上の使用は無理。それで、昨日から「二代目」を使い始めた。

でも、新品の辞書はちょっと勝手が違う。「きれいに使いたい」という欲がでてきたような……。いやいや、それではだめだ。この辞書も使い倒すくらい、たくさん中国語を読まなくちゃ! もっとも、辞書をひく回数が多いのは、たくさん読むからではなくて、何度も同じ単語をひくからなんだ! ああ、悲しい哉!

中国語リスニング教材見つけた!

中国語のリスニング練習のためのよい教材がないか、ずっと探し続けている。

数日前、シンガポール政府のYouTube チャンネルを見つけて、李首相の2020年の演説の動画を見つけた。

これはすごくいい! 中国のニュース、テレビドラマ、映画などと比べてすごくいいと思った理由は:

①話題がシンガポールだから、身近に感じられる。
②話し方がはっきりしていて、聞き取れ(そうな気がす)る。
③字幕がついている!
④時事用語・成語が満載。

実際のところは、聴いただけでは、いくつか単語が聞き取れるくらいで、ほとんど意味はわからない。でも、字幕をノートに写して、新出単語をきちんと調べて何度も聞いたら、かなり聞き取れる(ようになるといいなあ)と思う。

ずっとさぼっている中国語学習。この動画を教材に、少しがんばれたらいいなぁ…。

ワクチン接種後の経過報告

先週金曜日午後1時、ファイザー製のワクチンを接種した。その後の経過報告。

当日:接種後3~4時間たった頃、猛烈な倦怠感、というか眠気に襲われる。
夜から上腕の痛み始まる。体温は平熱。

二日目:腕の痛みが徐々にひどくなる。軽い頭痛あり。倦怠感。

三日目:腕の痛み一日続く。耳鳴り2回(ワクチンとの因果関係不明)。注射部位皮下出血しているもよう。

四日目:腕の痛み徐々にやわらぐ。耳鳴り2回。注射部位青あざになる。

五日目:腕の痛み良化。青あざ。

六日目:腕の痛みほぼなくなる。青あざが茶色っぽく。

七日目(今日):昨夜、ひどく寝汗をかいた。朝の体温36.7度。自分としては少し高いが、しばらくしてから測ったら36.2度の平熱。この一週間、疲れやすさはあるような気がするが、歳が歳だからふだんからそんな感じか? 軽い頭痛あり。

副反応や後遺症が何年もたってから問題を起こす(かもしらない)という話もあるし、二回目の接種で激しいアレルギー反応を示す人もいるという話だから、一回目が無事すんだ(ようだ)からといって、本当に安心できない。そもそもワクチンの効果自体も疑問なのだが。

でも、当地ではワクチンはほぼ強制。しかも、ワクチンの種類は「選べない」。となると、早めに、正体がわかっている(今当地で使用が許可されているのはファイザー製のものだけ)うちに、打っておいた方がいいかな、という判断で、政府から通知がきたらすぐ受けた。

何度も書くけれど、三週間後の二回目の接種が無事終わることを祈るのみ。そして、人類がこのパンデミックを乗り切り、平穏な「新しい日常」が送れるようになることを願うのみ。