「非常に親しい友人」との間柄を表す「知音」という言葉や、そのような友人を失った悲しみを表す「伯牙絶弦(はくがぜつげん)」という言葉の由来となった、春秋時代の故事の中で古琴の名手伯牙が弾いたと言われる曲の一部。当時は『高山』と『流水』という曲が一つになっていたらしい。それが唐の時代に二つの曲に分かれた。そしてさらに清の時代に、ある古琴の大家が『流水』の第五段と第六段の間に一段加えて全部で九段にした。これが今最もよく弾かれているもの。
この、のちに加えられた一段に、右手をグルグル回すような感じで、七本の弦を連続して弾いて水の流れを表す部分が含まれている。とてもむずかしい。なんでこんな弾き方ができるのだ!…でも、私がもっと驚いたのは、伯牙が弾いた曲にはこの部分がなかったということ。彼の古琴を聴いて、親友の鐘子期は、「すばらしい。まるで勢いよく流れる水のようだ」と感激するのだが、現在の第六段なしで、流れる水を表現できた、それを感じ取れたというのは、本当にすごい。
この曲はYoutubeにたくさんあがっていますが、当サイトの古琴についてのページからその一つの音源にリンクできます。
中国語訳を加えてみた
今日は管理人プロフィールとFrontページのConceptの一部に中国語訳をつけてみた。もちろん老師の助けを借りた。毎度のことながら第一稿にはめちゃくちゃに赤が入る。今日は一応そのままアップロードして、老師に再度チェックを入れてもらう。今週はこれで中国語のレッスンの宿題に代えたい。すでに脳内コンピュータが悲鳴を上げている。これだけの原稿を書くのすら大仕事で、昨日は古琴の練習時間がなくなった。今日は古琴のレッスン日なので、これから練習!
『大人のおりがみ手紙』大創出版
百円均一のダイソーで売っている折り紙本。少し厚手の折り紙にいろいろな図案が印刷されていて、その一部に手紙を書くための線の引いてあるスペースがある。そこに手紙を書いてから、手順に従って折ると、表紙にあるような日本っぽいものができあがるという仕掛け。紙に図案がすでに描かれているというのは、折るだけで作る折り紙としては反則だよな~と思いながらも、こけしを折ってみた。
悪くない。大きいほうが百均本の紙を使って作ったもの、で、小さいのは普通の折り紙を四つに切って折ってから、顔とか着物とか書いた。悪くない。外国人へのおみやげとかにいいかもしれない、と一瞬思ったが、すぐに思い出した。折り紙になじみのある日本人は、山折りとか谷折りとかすぐイメージがわくし、きちっと端をそろえて折ることができる。以前、外国人に折り紙を教えようとしたとき、そもそも、きちんと二つに折る、というところからできなかった。なぜそうしないと出来上がらないのかがわからないようだった。特殊な外国人だったのかもしれないけれど、ともかく、折り紙は几帳面な性格でないとむずかしいと思う。だから、「几帳面な性格の外国人へのおみやげに最適!」としておく。桃太郎とか、だるまとか、日本についての話の糸口にもなりそう。
折り紙についてはほかにもブログを書いています。ぜひ当ウェブ内で「折り紙」で検索してみてください。(20190830)
珈琲デコ・クイズ正解!?
これが昨日のクイズの動物の横顔です。これで正解がわかるでしょうか? ちょっときびしいかなぁ…では、正面からの写真と合わせて解説(!)します。
ポイントは…そうです鼻です! 豚さんの特徴的な鼻を描いたつもりだったのに、にじんでしまって、よくわからなくなってしまったのです。それから手(足?)先も、ネコやクマさんのように肉球がいくつにもわかれているというより、蹄っぽかったかなと思って、そんな風に描いてみたのですが、細かすぎてこれもよくわからなくなってしまいました。横から見ると、かろうじて、イヌやネコとは違う鼻先の感じがわかるかなと…というわけで正解は今年の干支の豚さんでした。日本ではイノシシですが、本場中国では猪(zhu1)は豚さんです!
旧暦のお正月、春節は今年は2月5日です。当地シンガポールでもその準備が着々と進められています。
珈琲デコ・クイズ
今日は珈琲デコ(デコレーション?凸?)クイズです。さて、これは何でしょう?--「凝り性」というか「失敗しても懲りない」管理人です。
本当はすごく簡単なはずだった。ところが、最大の特徴である箇所をミスった。特に写真ではすごくわかりにくい。失敗したと思ったから、もう一つ、これも特徴的かな、と思うものを付け加えたのだけれど、これも細かすぎてよく分からない! 簡単なイラストで動物を描き分けるのは結構むずかしいことに、いまさらながら気が付いた。たとえば猫とイヌ。顔の形がポイント?かなと思うけれど、3Dの場合は、泡でうまく形がとれない。クマは耳と口回り。次は、動物なのか神の一種なのかよくわからないけれど、龍は何と言っても目と鼻筋。昨日の虎の話はしたくないけれど、額の「王」の形に見える縞かな。虎の鼻はどうしてもライオンと同じような気がする…というわけで、今日の珈琲凸クイズ、奮ってご参加ください!
ハートマーク増えた!
最近、ハートマークが少し増えました!
ブログで独り言を言うことの第一目標は脳の老化防止、とは言え、やはり誰かがそれを読んでくれて、「読みましたよ」とハートマークを押してもらると、うれしい。単純にうれしい。このブログが「個人の日記」以上のなにものでもないことは管理人も重々承知。それでも読んでくださった方々に感謝!
珈琲画クイズ第二弾正解?
すみませ~ん! 正解になっていませ~ん!
実はこれは虎。昨日のヒントの「龍さんのご近所」というのは干支でウサギを挟んでお隣どうしという意味でした。でもこれ、はっきり言って、虎に見えない。昨日のは雌のライオンっぽくも見えるかなと思って、干支関連のヒントをつけたのですが、今日のは…なんというか…歌舞伎役者さんの隈取? 弁解をさせてもらうと、今日は虎を正面から描いたちょうどいいイラストのお手本が見つからず、結局、本物の虎の写真を見ながら描いたのです。そういうのすごく苦手。またいつか再挑戦します!
珈琲画クイズ第二弾
当ウェブサイトの管理人はちょっと凝り性です。珈琲画クイズをもう一つ作りたくなりました。さて、これは何の絵でしょう?
今日は絵の主題を思いついたのが、ミルクを泡立てている最中だったので、それからインターネットでお手本となるイラストをさがしたり、インスタントコーヒーがもうなかったので、ココアの粉を急いで水で溶いたりして、大騒ぎでした。で、その間に泡がどんどん劣化して、描き始めたころには、爪楊枝を刺したところの泡が「ほっ、ほっ」と消えていくような状態でした! そういえばクイズの第一弾の龍のときもそうでした。絵が未熟なのに加えて、泡が消えてしまうせいで線がぼやけて、何を描いたかわからなくなる…という仕組みです。
正解は明日。だいたい見当がついても、最後に二つの選択肢から迷うと思うので、大きなヒントを一つ――クイズ第一弾の龍さんとはご近所さんです。
至極のアフタヌーンティー
中国語の先生からお年賀にもらった、シンガポール発祥の紅茶メーカーTWGのSilver Moon Tea。緑茶ベースだけれどフルーティーな香りで、明月を愛でながら飲むといい、とウェブに書いてあった。TWGが初めて発売した記念すべき紅茶でもあるらしい。それで、しっかり楽しもうと、TWGのマカロンを買ってきて、アフタヌーンティーと洒落こんだ。マカロンは値段が高いわりに(TWGのは一つ2ドル)一口、二口で食べられちゃうからつまんな~い、ということでこれまであまり買ったことがなかったけれど、今日は特別、と思って買ってきて、紅茶といっしょにじっくり味わったらこれが意外にすごくおいしかった! Silver Moon Teaは確かに緑茶の味なんだけれど、フルーツや花の香がして、すごく心にやさしい。思わず、一つのティーバッグでカップに三杯も出して飲んでしまった。おいしかった! TWGの紅茶とマカロンの組み合わせ、結構最強かもしれない。〇・チ先生、ありがとうございました!
珈琲画クイズ正解
はい、昨日の珈琲画クイズの正解です!
え? これでもわからない? うーむ。これは明らかに画に問題があるな。大きなヒントとして、「うろこのある身体」と「逆鱗」をつけてみたのだけれど! そう、正解は龍です。ちなみに逆鱗とは、龍の81枚の鱗のうちあごの下に逆さに生える一枚の鱗のことだそうです。龍はここに触られるのが大嫌いで、触られると激怒することから、「逆鱗にふれる」という言い回しができたそう。この画でははっきりしませんが、一応鼻の下あたりにつけました。
珈琲画は「単にコーヒーの泡の上に描いたイラストじゃん」、ということなのですが、毎朝飲むミルクコーヒーをちょっと楽しくさせてくれるので、出会ってよかった生活の知恵(?)。描いているあいだは頭痛を忘れた。