【動画付き】念願の『東皐琴譜』中の一曲

久しぶりの古琴動画投稿。前から弾いてみたかった『東皐琴譜』の中の一曲を、最近手に入れた古琴小曲集で見つけたので、数日間練習した。

この曲にはすばらしい李白の詩が歌詞としてついていたので、弾き語りにも挑戦してみたが……😢

もっときちんと弾けるようになって、中国語の発音もしっかり練習してから弾き語りに挑戦すべきなのだとわかってはいるけれど、そうするといつまでも動画が撮れないし、ほかの曲の練習ができない。だから、数日練習したあと、いつものように「見切り発車」することした。

このあとまた数日練習を続けたら、少し「しみじみ」と弾けるようになった気がして、とても楽しくなった。こういう短い曲で弾き語りをしてみるというのは、すごくいいかもしれない😊!

古琴日誌(8) 『广陵散』忘れていく

昨日の練習はひどかった。午前中に『广陵散』の27段までをなんとか一度弾いて、それで終わり。午後は本棚の整理とYouTube視聴、夜は本棚整理に関する情報集めに終始して、古琴に手をふれなかった!

そして今朝、28段以降を三日ぶりに弾いた。そう、二日あいだが空いた。昨日すでに、「あぶないなぁ」という感じで27段までを弾いていたから、本来は、計画通り28段以降を午後、練習すべきだった。後悔。

で、今日の練習もひどかった。毎日弾いていた頃はつっかえずに弾けていたところが弾けない。指使いをまったく忘れていて、楽譜を見ても「えっ? これなに?」という感じで、なかなか「解明」できないところが三か所くらいあった。

昨日眠れなかったことを言い訳にできるだろうか? 眼の調子があまりよくないことを言い訳にできるだろうか? いや、できない。

忘れたくなかったら、やっぱり毎日弾こう。いや、せめて一日おきに全部通して弾こう。30分、気持ちを落ち着けて。ね。

今日はこれから初級曲をゆっくりていねいに弾く。

 

古琴日誌(7) ♡マークに励まされて『离骚』の練習

『离骚』は調弦の仕方がほかの多くの曲とは違う。五弦と二弦を高めに調弦する。だから、なかなか練習できない。わかっている。これは言い訳。

今日は調弦し直した。ここしばらく、五弦だけを高めに調弦して、その状態で弾く三曲、『阳关三叠』『欸乃』『桃园春晓』の復習と、とても短い新曲の練習をしていたけれど、今一つ気力が出ず、鬱々とした心で古琴に向かい続けていた。

で、今日、これではいかん!と思って、気持ちを切り替えるために調を変えてみたのだけれど、大問題にぶつかった。ずっと練習していなかった『离骚』をすっかり忘れていることが発覚したのだ。この曲は、二年前まで習っていた先生から最後に習った曲で、実はきちんと見てもらっていない。だから、すでに自己流で弾いているのだけれど、とても気に入って、一時は毎日弾いていた。それが、すっかり頭から抜けていた。

朝から風邪気味の今日は、あまり練習できないのはわかっていたけれど、午前の練習で、上記の問題が発覚して、すっかり気力を失った。

もう夜も遅くなったけれど、このままでは眠れない。少しでもいいから、これから『离骚』を弾く。それが根性なしの私の今日のがんばり。

昨日、たくさんの古琴ブログに♡マークをいただいた。それが大きな励みになっている。気分を変えなくちゃ!と思ったのも、『离骚』を復習しよう!と思ったのも。そのおかげが大いにある。

本当にありがとうございました。

【動画付き】『酒狂』を弾いてみた

エネルギーレベルがすごく低くなっている気がする。理由はよくわからない。いろいろなことを後回しにしているせいだとは思うけれど。

いろいろなことが気がかりだから、時々、動悸がする。薬もちゃんと飲んでいるし、ラジオ体操もしている。でも、だめなんだ。

だから古琴を弾いてみた。

不安が気を焦らせ、指を走らせる。それでも弾く。この動画を投稿した後、おもしろい曲の練習を始めた。それは次回のお楽しみ。

これ、すべて逃避行動なのだけれど。自分ではずいぶん建設的な逃避行動だよなあと思っている。あ、そろそろクレヨン画を描きたくなってる。

【動画付き】『秋風詞』を弾いてみた

古琴の動画を作るのはとても大変。まず、どんなに短い曲でも、つかえずに弾くことがとてもむずかしい。すごく時間がかかる。

それに、やっと撮れたと思ってビデオを観直すと、「うまい・下手」という話の前に、「音楽」になっていない。ただの音、それも、クリアでない音の連続。情けなくなる。それでも弾き続けるのは、古琴が好きだから。

7年以上前に習った初級の曲なのに、いまだに弾けていない。どういうこと?!と、思わず自分を叱咤(しった)したくなる。

減字譜とか基礎的な技術の勉強をするには、初めの頃に習った曲を復習するのが一番いい。短くて暗譜が可能なものだと、多少余裕が生まれるから、指使いに意識を持っていくことができる。これからもそういう曲を使って、基礎を学んでいこうと思う。

古琴日誌(6) 練習をしなかった日

昨日は、とうとうほとんど練習しなかった。

かろうじて弾いたのは『文王操』。それもたった一回、夜の11時すぎに。

自分がシングルタスク人間だということが最大の原因だが、外的要因は、この時期につきものの「あれ」。確定申告用の帳簿付けだ。一年分まとめてやろうとするから、どうしても三日くらい、かかり切りになる。昨日はその中日(なかび)。

とてもがんばったから、ほとんど終わったのだけれど、朝のコーヒーを片手に机に向かったから(そうしないと、帳簿付けに取り掛かれない気がした)、日課としている中国語のリスニングも、そのあとの古琴練習も、できなくなった。

朝から晩まで帳簿付けにかかりっきりだったわけではないから、ほかの活動をする時間がなかったわけではないが、午後に一度、古琴を弾き始めたところで電話がかかってきて、そのままやめたりして、結局夜中まで古琴の前に座らなかった。

なんか、落ち着かない一日だった。

弾き初めは『文王操』

1月2日。古琴の弾き初めは『文王操』。録音、録画しようとすると緊張するから、それはやめて弾くことだけに集中した。

最近はこの曲ばかり弾いているから、初めはひどく奇妙に感じられた旋律が、だんだん心地よくなってきた。第一段だけ……と思って練習し始めた曲だけれど、現在「ほぼ暗譜」に成功している。これから大事にして、忘れないようにしなくちゃ!

大みそかと元旦の二日間、『广陵散』を弾かなかった。「こりゃいかん!」と思って2日の夜中、あわてて弾いた。大撃沈。あせっていたせいもあるけれど、いつも普通に弾けていたところが、弾けない、いつもつっかえていたところは、もちろん弾けない……という惨憺たる結果。今年はこの曲(つっかえずに弾けても30分近くかかる)の練習方法をなんとか工夫しないと!

古琴さん、今年もよろしくお願いします!

【動画付き】『文王操』第7,8段

『文王操』の練習に一区切りをつけるために、記録動画を撮った。

私にとっては本当に「なんとも不可解な旋律」で、暗譜に苦労している。教則本で4ページの曲だから、なんとか暗譜できるはずの長さだが、最初に感じた、旋律に対する戸惑いが障害になっているのか、なかなか覚えられない。

この2週間、ほかの曲は『广陵散』以外、全く練習していない。今日からはほかの曲も弾く! そのための区切りの動画。

ほかの曲がすべて忘却のかなたに行ってしまったような気がして、今、すごく不安。大掃除も気になるけれど!

 

古琴日誌(5) 古琴と孔子

昨日も練習したのは二曲のみ。『广陵散』と『文王操』。

广陵散』は一日練習しないと、あちこちが頭から抜けてしまう。だから、ある意味、強迫観念に駆られて練習している。本末転倒の、あまりよくない状況。でも、一度弾き始めると、さまざまに変化する旋律がおもしろくて、「あ~、古琴っていいな!」と自分の世界に入っていく。

文王操』は先日、第一段の動画を撮った時には、「これ以上は学ぶのはやめよう」と思っていたのに(自己流で新曲を弾くことへの不安と、既習曲の復習をやめてしまうことへの危惧)、やはり第二段の練習を始めてしまった。旋律が「思いがけない変化」をするので、次がどうなっているのかワクワクしてつい見てしまうのだ。(しかし、むずかしすぎて、挫折しそうでもある。)

しばらくは、この二曲を練習するしかないか……。

今朝、ふと、ぼろぼろになった教則本を見て、別の曲を思い出した。孔子様の逸話がもとになっているという『韦编三绝』と言う曲。孔子様が『周易』という本を読んでいた時、あまりに何度も読んだので、製本に使ってあった紐が擦り切れ、三度も取り替えたという話が残っているそうだ。

これまでの人生で、辞書以外、ぼろぼろになるまで読んだ本って何冊あるかなぁ……。

久しぶりの古琴動画

最近、練習を始める前に、『文王操』の第一段を指と心のウォーミングアップ用に弾いている。開放弦が多いし、とてもゆっくりなので、指使いや音に注意しながら弾くことができる。それで、一昨日、一度ビデオに撮って、この曲(の原曲?)にまつわる孔子様のエピソードと一緒に動画を作ってみようと思い立った。

楽譜にして一ページ足らずなのに、なかなか最後まで止まらずに弾くことができず、結局10回目でやっと止まらずに弾けた。メロディーがとても覚えにくいから、最後まで練習するかどうかはわからないけれど、現在、「好きな曲チャート」上昇中。なんといっても、大好きな成公亮老師のビデオが見られるから!