『小公女』講談社 (1956年出版)

また無駄な時間(?)を過ごしてしまった。2時間半、休みなしで、YouTubeで昔のテレビ映画を観てしまった。1986年にイギリスで制作された、バーネット原作の『小公女』。前も観たことがあったのに、ちょっと見始めたらやめられなくなった。そして、見終わった後に、「もしかしてまだ本を持っているかも?」と思ってさがしたらあった!

前に紹介した『美しいポリー』と同じ「講談社版 世界名作全集」の一冊。たぶん、『ポリー』の次によく読んだ本だと思う。ボール紙のケースの端がボロボロになっているのは、この半世紀以上のあいだに誰かに(愛犬ルミか? 息子たちか?)かじられたのか……。

このお話は本好きな子供はだれでも知っている……はずだから、内容にはふれないけれど、ふと、今の子供たちも知っているのだろうか? と疑問に思った。本屋ではまだ見かけれるけれど、読まれているのだろうか? 名作はいつまでも残ると信じたい。

この本でも、特に好きなシーンの一つは、みなしごになったセーラが追いやられた屋根裏部屋が、隣人の好意によってひそかに模様替えをされるという部分。「みずぼらしい部屋を工夫して快適にする」というコンセプトがともかく好きなのだ!

バーネットと言えば、もう一冊『小公子』を忘れることはできない。この本も何度も読んだし、おそらく同じシリーズの全集で持っていたと思うけれど、子供の頃読んだ本で今も手元にある本は数冊だけなので、その中にはもうない……。

映画ではセーラがかなり気の強い女の子に描かれている気がして、私にはちょっと不満だけれど、これくらい強くなくてはだめだよ! というメッセージなのだと思う。

(続報20221128)おそらく版権の関係からか、今はもう観られなくなっている。今は日本版『小公女』のようなドラマ(?)がYouTubeに上がっていて、お勧めで出てくるけれど、まだ観ていない。

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