ミントのミニ水耕栽培

実は一か月ほど前、正確には38日前から、また植物栽培を始めていた。前回、水菜が全然うまくいかなかったし、ミントは一年ほど前に同じような「水耕栽培キット」でまったく発芽しなかったので、今回ははじめから諦めていて、毎日の成長記録はとっていなかった。

今回のキットは小さなペットボトルの上部を切って、逆さにして、口の部分にスポンジの柱を立てて、その周りに人工土壌(?)をまいて、下の部分に水を入れる仕組み。

7月5日に蒔いた種は、極小。一枚目の写真の白いスポンジ部分に、点々と見えるのが種。これが発芽するとはとても思えなかった。3週間後に出た芽は、前と同じ、茎が髪の毛のように細かった。「だめもと」で、ガラス越しだけれど直射日光が当たるところにおいて、しばらく忘れていたら、10本ほど出た芽のうち、何本かがだんだんしっかりしてきた。

今日、38日目の成長状態は三枚目の写真のような感じ。茎は最初地をはうようにして生えてきたから、直立不能なのだけれど、なんとかティーカップに一杯「ミントティー」が作れるくらい葉っぱが出てくるといいなあと思っている。がんばれ、ミント!

植物が育つのを見るのは楽しい。このキットは700円くらいだから、試す価値あり。水耕栽培なので、一週間に一度、下のコップ部分に水を足して、肥料を追加すればいい。ものぐささんには持ってこい!

(続報)四日後のミント

この水耕栽培ミントを使ってミントティーを作った時の動画を作りました。がんばった「ミント君」の登場は3:45ごろから。ぜひご覧ください!(20191031)

孤独のブログ

『孤独のグルメ』というのは、漫画(久住昌之さん原作・谷口ジローさん作画)と同名のテレビ番組のタイトル。管理人も大ファン。漫画も何度も読んでいる。でも、今日はその本の話ではなく「孤独のブログ」の話。

「アウトプットすることに意義がある」「ウェブログ制作は老化防止に最適」と言いながら始めたこのブログ、「ロボット」以外の訪問者はほとんどいないまま、いつの間にか一年続いて、ブログの投稿もなんと200を超えた。いつ立ち消えになってもおかしくないのに、まだやめないでいるのは、この二つのことをまだ信じているのと、中国語の先生が、ずっと読んでくれているから。本当にいつやめるかわからないような、あやうい感じではあるけれど、もう少しこの「孤独のブログ」続けてみようと思う。心と身体の健康が許す限り……。今日もちょっと下向き思考。

これまでにブログを読んでくださったみなさん、ありがとうございます! 「孤独のブログ」いましばらく続けますので、今後ともよろしく!

 

昨日は横浜負けた

昨日は横浜負けた。巨人も負けたから、もし勝っていれば単独首位になれたのに……。「にわか横浜ファン」のくせに、昨日は一人前にがっくりきた。今日もあと一時間ほどで試合が始まる。がんばってくれ!

でも、それとは別に、野球自体を応援したい気持ちが出てきた。プロ野球そのものがもっと盛り上がってくれたら、そしてずっとファンでいることができたら、一年のうち半分は毎日の試合を楽しみに生きていける(?)のだから。そうしたら、ラッキー! 引きこもりだって生きていけるんだ!

今日は野球がない!

今まで、野球を楽しみにしてテレビをつけたことなどなかったのに、今日は5時になったら、ワクワクしながらテレビをつけた……ら、昔のミステリードラマかなにかやっていて「ん?」と思ってKちゃんに聞いたら、今日は試合のない「移動日」とのこと。がっかり!

実は横浜ベイスターズ、大奮闘で、なんと首位の巨人との差が0.5! どういう仕組みでそうなるのかわからないけれど、直接対決で勝ったときにこの差が1縮まったので、あと一回、ほかのチームと試合したときでも、横浜が勝って巨人が負ければ逆転して0.5差で首位に立てるということか……な? ともかくもがんばれ! みんなガンバレぇ~!

弦楽器練習用付け爪

付け爪に関するブログをしばらく書いていないが、その間、いくつか「実験」を重ねてきた。実は「アリアの爪」と「アリアの接着テープ」あるいは「アリアの爪」と「ダイソーの接着テープ」という二つの組み合わせを何度か試してみたが、三回ほど、比較的早い時期に左の写真のようなことが起きた。

写真では見にくいが、中央からちょっと左寄りのところの爪の先端が割れる、あるいは「欠ける」ことが三回続いた。練習量がとくに多かったわけではない。そこで、その後、「ダイソー爪」に「アリアテープ」という組み合わせにしてみたら、二週間経ったいまも、爪は健在。ただ、本当の爪と付け爪のあいだの汚れはひどい。以前にも書いたように、ここにゴミが入って接着剤につかまるともうとれない。「ダイソーテープ」はかなり厚いのでこの隙間が広く、細い爪楊枝のようなものを入れてある程度掃除ができるが、「アリアテープ」は無理。

「アリアテープ」にはもう一つ問題があって、接着力が強い分、外したときに、付け爪についた接着剤をきれいにとることがほぼ不可能で、そのたびに付け爪を破棄しなければならない。「ダイソーテープ」はきれいにとれる。難点は厚すぎること。でも、次回は「ダイソー爪」に「ダイソーテープ」という、おそらく最も廉価な組み合わせを試してみることにする。

ちなみに今この「ちょっと汚くて恥ずかしい爪」で練習しているのは、『流水』。そもそも、右手人差し指の爪がペラペラになって、付け爪をつけなければ練習できなくなった原因となった曲だ。耐えてくれ付け爪!

ラズパイのキーホルダー

前にブログで紹介したラスベリーパイという小さなコンピュータの最新版がKちゃん宅に届いた。私はやはり脳みそがついていけなさそうなのと、「ラズパイで何をしたいの?」という問いに答えが見つからず、本体入手は断念したが、今回のラズパイ4についてきた「おまけ」のかわいいキーホルダーをもらった! で、さっそく鍵束につけた。プラスチック製みたいだから、軽くていいのだけれど、耐久性はあまりなさそう……だから本当はしまっておいたほうがいいのかもしれないけれど、自分が生きるコンピュータ全盛の時代の中で見つけた「かわいい」を思い出させてくれるものとして、毎日取り出すカギにつけておくのはいいアイディアかもしれないと考え直した。電子の世界、仮想の世界は確かにすばらしいものも作り出しているけれど、こういう「実体のあるもの」の意味も忘れないでいたい。

久しぶりの焼肉パーティー

Kちゃんちのベランダのサンチュがまたとても大きくなって、供給量が消費量を上回って、毎日サンチュ漬けになっている。そこで、「サンチュ摘み放題焼肉パーティ」をやることになった。一枚目の写真でサンチュの一部が赤く見えるのは、植物栽培用のLEDライトを使っているため。そのためか、成長の具合が半端でない。青々としたサンチュがどっさり採れる! 摘みたて、新鮮なサンチュで包む焼肉がまずいわけがない。めっちゃおいしかった!

昨日は前菜のあと、カルビから始まって、牛タン、トントロ、最後は骨付きカルビで締めた。「肉は太らないから大丈夫」というK子さんとKちゃんの「KKコンビ」の話を疑いながらも、最後の巨峰と桃のデザートまで、たっぷり、おいしくいただいた。で、今朝の体重を昨日の朝と比べると……200グラム増! でも、昨夜食べた量を考えたら、これはほとんど「誤差」の範囲……ということで一安心! またやろうね、焼肉パーティ!

古琴曲『梅花三弄』

左手の指で弦に軽く触れて、右手の指で弾くのとほぼ同時にその指を離すという、いわゆる「ハーモニックス」奏法(古琴では泛音fan4yin1と呼ばれる)で主旋律を三回弾く。おそらくそのことが「三弄」の名の由来だろう。ウェブには、この三回が「冬の寒さを耐えて、つぼみからだんだんに花咲いていく梅の変化」を表しているという記事もあった。当ウェブサイト管理人が習っている先生は、「遠くからだんだん近づいていくのを表していると解釈している」と言っていた。人それぞれに解釈、表現できるのところがまた面白い。

もともとは笛の曲で、唐の時代の初期に古琴演奏家が古琴の曲に作り変えたと言われている。なんと千年以上の歴史を持っている?! 下のビデオは百年ほど前の琴譜に基づく、呉景略老师の演奏によるもの。管理人にはとても「中国的」なメロディーに聴こえる一曲だ。

 

古琴曲『龙朔操』

この曲はとても好きで、ずいぶん練習したはずなのに、すっかり忘れた。復習をまったくしていないから……。その理由(言い訳)は、この曲はほかの大部分の曲と「弦の調弦の仕方」が違うから。普通は正調といって、七本の弦を「ドレファソラドレ(西洋の音階で言うと)」に合わせるが、この曲は「緊五慢一(第五弦を高くして、第一弦を低くする)」にしなくてはいけない。だから、別の曲の練習を始めると、いちいち調弦し直すのが面倒(!)で復習しなくなる……すみません。言い訳です。

言い訳はともかく、まずはビデオをご覧ください。大好きな成公亮老师の動画がYouTubeで見つかりました! お若いときの演奏です。

この曲はあの有名な王昭君(おう しょうくん)の悲話に基づいて作られた。「有名な」といってもそれは中国でのお話で、日本では、むしろその悲話よりも、楊貴妃、西施、貂蝉と並ぶ古代中国四大美人の一人に数えられていると言ったほうが知っている人が多いかもしれない。

「悲話」を簡単に説明すると、前漢の元帝の時代、北方民族、匈奴の君主が元帝に漢の女性を妻にしたいから誰か送ってくれと頼んだ(漢から話を持ちかけたという説もあり)。その結果、昭君が選ばれ、彼女は泣く泣く(長年、元帝の目に留まらずにいたため、自ら志願したという説もあり)お嫁に行った。匈奴の君主が亡くなったあとはその地の習慣に従い、義理の息子の妻となったが、これは漢族にとってはとても不道徳なことで、昭君にとっては二重の悲劇となった。

ここまでは歴史的な話で、のちに有名になったのは、昭君が選ばれた時の次のようなエピソード(どこまでが本当なのかよくわからないが)。

匈奴には「いい女」をあげたくないと思った元帝は、宮廷に仕える女たちの似顔絵を見て、その中から一番醜い女を選ぶことにした。ところが、実は、昭君は似顔絵師に賄賂を贈らなかったために醜く描かれただけだったので、旅立ちの儀式の時になって、本当は絶世の美女だったことを知った元帝はびっくり! 「あげたくな~い」と思ったが、時すでに遅しだった……というお話。元帝はあとで賄賂のことなどを知って、似顔絵師を処刑し、さらし首にしたというから、よっぽど腹が立ったのだろう。

古琴の曲には、遠い匈奴の国へ旅立つ昭君の悲しみ、おそらく馬に揺られていったであろう長い旅路、砂漠の真ん中で過ごす寂しい夜、聞こえてくる物悲しい音楽……そういったものがすべて込められているような気がする。

古琴曲『普安咒』

だいぶ前に習った曲だが、いくつかの理由でよく覚えている。一つははじめて習った「かなり長い曲」だったため。それから、呪文という意味の「咒」の字が使われていたため。実際は「呪文」というより「念仏」の意味だったが、すごく印象的だった。

実際に「普安咒」というお経があって、それをもとに作られた曲(明の時代という説あり)だとか、そのお経の唱え方を学ぶために作られた曲だ(琴譜の横に書かれていた梵字がそのような意味だったらしい)とか、このお経を作った普安禅師(1115-1169)というお坊さんが作った曲だとか、いろいろな説があるようだ。

このお経を聴いてみると結構すごい。何がすごいかと言うと、下のビデオで1:15あたりから始まる、同じ音の繰り返しの心地よさ。古琴曲とはまったく違う「メロディー」だけれど、思わず唱和したくなる。

大先生、張子謙さんの笛との合奏でお聴きください。