古琴曲『离骚』

いよいよ『离骚』に挑戦することになった。昨日、先生におそるおそる「次は『离骚』を練習したいのですが」と言ったらば、「オーケー、あれはあまりむずかしくないから」という返事。「うっ! (あれがむずかしくない?)」最初のところを少し自習しようとして、すでに挫折していた私は絶句。

でも気を取り直して、最初の3段をビデオに撮らせてもらった。その前に復習演奏した『欸乃』が記憶から抜けている箇所続出で、かなり時間をとられてしまったので、『离骚』は昨日はビデオを撮らせてもらっただけ。さあ、これを見て自習だ!

あ、曲の紹介を忘れるところでした! この古琴曲は、戦国時代楚の政治家で、よく「愛国」の詩人と呼ばれる屈原(BC343-BC278)が書いた長い同名の抒情詩をもとに、晩唐の時代(9世紀後半)に陈康士という人が作った曲。千年ほどの歴史があることになる。はじめて楽譜が現れるのは1425年刊行の『神奇秘谱』。現在よく弾かれているのはこの楽譜集に収録されていて、管平湖さんが譜をおこされた全十八段のもの。当ウェブ管理人にとっては最長の曲となる。さてさて、いつ全部習えることやら……。でも、いちど聴いたら忘れられない(特に屈原の最期の故事とか知っていて、それと重ねると感慨深い)印象的な曲調で、ぜひ学びたい。ではこれから練習しま~す!

折り紙ドールダイニング?

折り紙人間の家造りプロジェクト、少しずつ進んでいます。今日の写真はリビングに続くダイニングエリア。下の方に少し見えているのはオープンキッチンとの境にあるカウンター。朝ご飯はここですませます。

リビングエリアの本棚や飾り戸棚も試作を繰り返しながら少しずつ充実させていくつもり、だが……棚の中の本や飾り物なども折っているので、かなり難儀している。

そもそも、老眼だ、白内障だ、なんだかんだと問題の多いこの目で、こんなことをしていていいのだろうか? プロジェクトが完成する日が来るのだろうか? ともかくも何とかキッチンをしあげて、一応の完成としたいが!

『大家さんと僕』新潮社

今日紹介する本は珍しく新刊書でベストセラー、話題となっている本。お笑い芸人として活躍している矢部太郎さん作の漫画。何度も読み返す漫画本は少ないのだけれど、この本は読み終わってからすぐまた読み返してしまった。そして、大家さんが最後に入院するあたりからはまたまた読み返してしまった。

一言で言えば、読んだあと心があたたまる本。漫画ファンを自称しながら、恥ずかしいことにまったく知らなかったけれど、去年(2018年)手塚治虫文化賞短編賞を受賞した本だった。文章も絵も、ほのぼのとした感じで、本当に心があたたまる。ああ、こんな人たちもいるのだ。この世はまだ捨てたものじゃない……かもしれない……と、希望の光を感じた。

管理人が読んだのは全二冊のシリーズの二冊目だったので、今日早速一冊目と、『番外編本』というのを買ってきた。また読むのが楽しみ!

折り紙ドールハウスベッドルーム?

折り紙ドールハウスシリーズ第二弾。小さなベランダのついた、ベッドルーム兼書斎。ベランダのデッキチェアは当ウェブ管理人の創作(?)……というか、半分に切った折り紙をあれこれ折り曲げているうちにできたもの。

デスク上のコンピュータディスプレイや、ベッドから見られる薄型テレビなどもけっこう適当に作っていますが、折り紙を半分、四分の一、あるいはそのまた半分……に切った紙だけを使って作る(折り紙サイズを変える以外はハサミ使用禁止、接着剤も不可)、という原則は守っています。

現在進行形の「プロジェクト」。キッチンで難航しています……。

(続報)折り紙ベッドルームの作り方は別ブログにあります。

折り紙ドールハウス?

★このブログは、次々書き足したので、読みにくくなっています。すみません。最新のブログからオリジナルのブログへさかのぼる順番になっています。

(続報)靴の空き箱を使ってドールハウスを作りました!(20200518)

(続報)一番最初に作った「折り紙ミニチュアハウス」の簡単なハウスツアーの動画をあげました。こちらのブログからどうぞご覧ください。(20191021)

(続報)「折り紙ドールハウス」? 「折り紙ミニチュアハウス」? 呼び名が決まっていないのですが、「折り紙人間のおうち」の全景(鳥瞰図?)をこちらのブログで紹介しています。ちょっと写真の解像度が悪くてごめんなさい!(20191003)

(オリジナル20190909のブログ)最近ブログが途絶えている。その理由の一つは、現在進行中のビッグ・プロジェクト「折り紙ドールハウス」に時間をとられているため。その一部をお見せすると、こんな感じ。

実は、数日前ブログでも取り上げたように、折り紙で人間を折ってみた。そのあと、その「人」のためにソファを折ったり、机と椅子を折ったりしているうちだんだんおもしろくなってきた。そして、折るのに失敗した「人間」(顛末は前のブログで)を折り直して家族を増やし、居間、ダイニング、個室エリアを作ることにした。今日の写真はその居間部分。左の奥にはもちろん、ちゃんと古琴だってある!

「凝り性」で「マルチタスク」の苦手な当ウェブ管理人は、今は折り紙に時間と労力をかけすぎ。でも、もうじきある程度まで完成するので、そうしたら見切り発車で全貌をお見せします。そうでないと、いつまでも終わらない。家作りプロジェクトってきりがないと思う。たとえそれが折り紙のミニチュアホームでも!

★折り紙関連のブログが増えてきたので、「折り紙」のカテゴリーを作りました。自分でも思ってもいなかった意外な展開。折り紙ファンの方はぜひメニューをクリックしてほかのブログもご覧ください。

絵てがみチャレンジ動画

絵は苦手。いたずら描きをするのは好きだけれど、芸術的センスがまったくない。これは断言できる。小・中学校の「図画工作」「美術」あるいは「技術」の時間に作った石膏レリーフ、粘土彫像、ミニチュア椅子など、今も覚えている赤面の作品群。残念なことに自分にはセンスがないのだと知った。

というわけで、絵を描くことには常に劣等感を持っている管理人が、すこし前からやってみたいなあと思うようになったことがある。それが「絵てがみ」。「下手が味になる」とどこかで読んで、「これだ!」と思った。

で、とうとう実際にやってみた! でも、やはりそうは問屋が卸さなかった……下手は下手。味もなにもあったもんじゃない。でも、楽しかった! それが一番! だよね……

 

“The Leeter Tunku” Edition Tintenfaß

This is very interesting book. As we can see on the front page, it is written in “Singlish”. I can only guess “Leeter” may come from the pronunciation of “little” changed into Singlish (Singapore+English) and  “Tunku” may mean “Prince”. I checked on the web and found out that it is a Malay word for prince. Other than those, there are a lot of words in the text which I can only guess they may come from Chinese, Malay or probably from Tamil languages. Singapore really has a unique mixed culture!

The other thing which I am interested in is the chart at the end of the book which shows “how to say ‘Little Prince’ in different languages” . Although the font is very small and for my aged eyes it is a bit difficult to read, I found it quite interesting. This list contains 109 languages, including Morse code!…..but not Japanese…I wonder why it doesn’t have Japanese nor Chinese (it may have them but I couldn’t find them…). Maybe the problem with fonts?

Anyway, just for information, literal translation of “Little Prince” in Japanese is 小さな王子 (Chiisana Ouji), but the Japanese version of this book in general has slightly different title, 星の王子さま (Star Prince). (see the front page of the book)

いろいろな意味で、ちょっとショックを受けた本。表紙の左下にあるように、Singlish「シングリッシュ(シンガポール風英語)」版の『星の王子様』。まず、タイトルからして、よくわからない!!Leeterはたぶん英語の little をシンガポール風に発音した「リートゥ」みたいのをまた文字に戻したもの(?)。Tunk は「王子様」なんだろうな、と察しはつくけれど、ウェブで調べてみてやっとわかった。マレー語で王子様の意味。ほかに、おそらく中国語の「那」から来たと思われる nah という言葉など、本文中にも意味がわからない単語、続出。要するに、英語に中国語とマレー語が入り混じっている。おそらく、タミール語も混じっているのだと思うが、当ウェブ管理人には見分けがつかない。シングリッシュ恐るべし! と感嘆するばかり。

巻末にある「いろいろな言葉で Le Petit Prince(フランス語原題)を何というか」、というリストも面白い。でも、109個の言語が載っていて、モールス信号での言い方まで載っているのに、日本語がどうしても見つけられない(活字が小さくてよく見えない!)。中国語も載っていないみたい。もっとよくみたら見つかるかもしれないけれど。ハワイ語まで載っているんだよ~。どうして日本語がない?

【動画付き】折り紙で人間を折る

 

折り紙で人間を作ろうと思い立ってウェブを調べてみたが、どれも複雑で、折り目が何重にもなるので折るのが難しい。手足が四本だから、「鶴」のように、紙の四つの角を使ったらいいのではと見当はついても、鶴からの発展形ではむずかしすぎる。

で、思いついたのが「百合」(正確には菖蒲と呼ぶ?20190915)。あれも花びらが四枚で、鶴より単純な折り方で四つの「手足」ができそう……と考えながら百合を折ったあと、ふと思いついて”origami human”で検索してみた。あった! まさに百合の途中から作る人間!

オランダの折り紙作家Joost Langeveldさんの考案。ほぼその作り方通りに作ったのが、下の写真の緑のもの(足の太さとか少しすでに変えている)。でも、ちょっとロボットっぽかったので、どうにかならないかと作り始めたのが薄緑のもの。つまり、二回目は作れなかった。疲労のせいか、頭のボケのせいか、ともかく再現できなかった!

 

で、一晩寝て、またやり直してできたのが、クリーム色の第三号。手足を細めにして、シャツもちょっと下を広げてロボットっぽさを消そうと試みた。どうだろう? さらに工夫が必要だと思うが、自分がイメージしていたのとかなり近い。Joostさん、ありがとうございました! 彼は折り紙の本(英語版)もたくさん出していて、自宅の一角の「折り紙ランド」は折り紙だらけ! ご興味がおありのかたはJoost Landgeveldでウェブ検索してみてください! 折り紙人間の作り方も、動画であげていらっしゃいます。

(続報)ちょっと改造した「折り紙人間」の作り方動画をYouTubeにアップしました。(20191001)

(続報)折り紙人間のおうちの「ハウスツアー」第一弾ができました。家具・小物の作り方(動画リンク集)はこの動画の概要欄にあります(当ブログのおすすめ記事にもあります)。ぜひごらんください。

(続報)この一人の「折り紙人間」がきっかけとなって、折り紙ミニチュアハウス、そしてさらにミニチュアルームのシリーズ(?)が始まりました。よかったら最新のミニチュアルームをご覧ください。(20200403)

これは、毎月、その時期に合った「日本の風景」を折り紙で靴箱のなかに再現するシリーズ(いつまで続くかわかりませんが…)です。よかったら、ほかの月のものもぜひごらんください! 上記動画の概要欄に情報があります。

(さらに続報)12か月分のダイジェスト版動画を作りました。よかったらごらんください。

靴の空き箱を利用して作ったドールハウスに折り紙で作った家具を並べたこんな動画も作りました!

上の動画のドールハウスの家具をさらに1/4にした「nanoサイズの家具」を使った、「石鹸箱ドールハウス」もあります! このドールハウスの特徴は「元通りに折りたためる」こと。元の石鹸箱は手のひらに乗るサイズです。小さな家具を作るのは大変ですが、達成感は大きい!

下記動画の概要欄には寝室や書斎のある第二弾へのリンクもあります。苦心の作をぜひごらんください。

上記、「石鹸箱ドールハウス」のさらに1/4の大きさの「極小折り紙ドールハウス」も作りました。これ以上は小さくできないと思うので、ドールハウスシリーズの最終版です! 下記動画の概要欄に、極小本屋さんと喫茶店の動画へのリンクもあります。

 

 

 

 

 

古琴レッスン雑感

レッスンの時に、数週間前から『欸乃』の復習をしているけれど、一か所、相変わらずまったく歯が立たないところがある。そこを弾くと先生が苦笑する。でも、どうしようもない。できないものはできない。左手親指で三弦一緒に押さえて、右に移動させながら四弦目にうまくつなげることができればいいのだが、指の長さからそれは不可能だよなぁ……と思う。でも、たぶん指の長さだけはあまり変わらないだろうと思う女性のプロのビデオを観ると、もちろん見事に弾いている。ううぅ……。

ちなみに、弾けないのは、下の楽譜の二段目の最後の小節から、三段目の二つ目の小節まで。川の流れがちょっと急になってグイグイ流れている感じがするのだけれど、私が弾くとシュシュシュ、シュッシュ……ほうきで掃除しているみたい……。嗚呼!

『渔樵问答』のほうの復習は、音程が不正確な箇所があるのが致命的。それから特にスライド奏法がクリアに聴こえない。なにしろ全体的に「クリア感」がない。自分が弾いたものを録音して聴くようにと先生に言われたけれど、それ苦手。自分で聴くためだけでも、録音する、となるとガチガチに緊張する。極度の「緊張屋さん」。だから疲れる。いつでも疲れる。いつも疲れている。なんとかもっと力が抜いて生きられないか!

レッスンのあと、助手の先生と少し話をした。「何度も同じビデオを観て、どうやったらプロの奏者と同じに弾けるか、いつも考えている、夜もそれで眠れない時がある」と言っていた。ものすごくまじめで熱心な先生。『欸乃』もすごく上手! いろいろ見習わなくちゃと思う。

私は最初から、プロの奏者の真似をするなんて無理、と思って、ビデオは観賞用と決めている。それじゃだめなんだ。そんなんじゃ、きちんと弾こうとすると緊張してガチガチになるのがあたりまえ。とても得ることの多い対話だった。ありがとうございました!

ミントがすごいことになった

前回、水耕栽培中のミントについてブログを書いたのが10日前の8月17日(一枚目の写真)。それから10日間、一回肥料追加、一回水の全とっかえをやった後の今日のミントが二枚目の写真。すばらしい成長ぶり。ツタのように垂れ下がった分はもう「摘み頃」なので、早速摘んでミントティーを作りたいところだが、ちょっとおなかの調子が悪くて、自家製ミントの「試飲」をするコンディションではないので、あと数日様子を見ることにする。

それにしてもよくがんばってくれた水耕栽培ミント。小さなペットボトルを使った700円くらいのキットなのに、すごい。きちんと成長記録をとっておけばよかった……でも、あまりの発芽の遅さ、出た芽のあまりの細さに、やる気をうばわれてしまった。植物の持つ生命力をもう一度(ミントは以前に2回、普通に土に植える方法で失敗済み)信じるべきだった! これからもがんばれミント!

(続報20191006)ミントとお別れ