11月の折り紙は「酉の市の熊手」。いつものように靴箱「ミニチュアルーム」の中に部屋を作って飾る予定だったけれど、これまで作った家具と比べると、大きすぎる! 熊手は毎年大きいのに買い換えるといいそうだから、いずれは巨大なものになるのかもしれないけれど、それでもこれは大きすぎ。そこで、今月は「部屋」をあきらめて、「熊手のある秋の風景」とすることにした。
おそらくこれまででアイテム数は最多。これを再現してみたいと思う人がいるかどうかわからないけれど、動画にしておかないとオリジナルのアイテムは作り方を忘れるので、動画をアップして、参考にしたそのほかの動画とともにリンク集としてまとめることにした。(以下文中で「*本」とあるのは山口真さんの『日本のおりがみ12か月』のことです。)
まずは秋らしい風景を演出するためのイチョウと紅葉からどうぞ。
①イチョウと紅葉の作り方
②熊手の折り方
今、上のイチョウを15センチ四方の折り紙で作ったら、熊手っぽくなるかもしれない……と思い立った。オリジナルの熊手は例によって目分量の「ぐらい折り」で作っているので、再現不能かもしれないと思っていたので、もっと作りやすい方法をさがしてみよう……。
(数日後)動画できました! 「イチョウ」にヒントを得た作り方です。最初に作った(下のサムネで右側のもの)ものとほとんど変わりないものが作れました。こちらのほうが作り方が簡単です!
あ、今日は2020年11月2日、最初の酉の市の日です! 三回酉の日がある年は火事が多いとか言うらしいですが、どうか、災害の少ない、静かな年をみんなで送れますように!
③おかめの折り方
熊手に飾ったおかめは*本に載っていた作り方で作ったけれど、下の作り方も簡単でそれらしい形ができる!
④大黒様と恵比寿様の作り方
頭のかぶりもの(頭巾と烏帽子)と大きな福耳が特徴的な二人の神さま。出来上がりはよく似ているけれど、かぶりものも一体で作りたかったので、結局最初からだいぶ違う作り方になった。
目鼻を描かないとちょっとわかりにくい? さらに要研究!
⑤タイの折り方
簡単だけれど、かわいい!
⑥笹の折り方
熊手に飾ったのは*本の作り方で作ったもの。でも、YouTubeにいろいろな作り方が載っていて、どれも簡単でそれらしく見える。
⑦小槌の折り方
小槌の作り方の載っているウェブページへのリンク。(いしばしなおこ さん)
⑧富士山の折り方
富士山もウェブ上にたくさん作り方が載っているけれど、この富士山が一番かっこいい!
⑨ダルマの折り方
下の動画のダルマがとてもかわいい。全体の形とか、顔の部分の大きさとかは自分の好きにできるのがまたいい。
⑩招き猫の折り方
これもとてもかわいい招き猫。でも、熊手に飾るミニチュアサイズでは手(脚?)を折るのはむずかしかったので省略した。首輪と耳の内側が赤くなっているのがすごい!
⑪松の作り方
松の作り方もウエブにいろいろ出ている。熊手に飾った松もウェブで見つけたのだけれど、今、再度見つけることができなくてリンクがはれない。下の動画は別動画。(一つ目の作り方が一番やさしいように思う。ただし、大きめになるので、熊手に乗せる場合は3cmx3xmの折り紙にした方がバランスがとれる)
⑫椿(つばき)と椿の葉の作り方
椿の花は「適当に折るだけ」なのだけれど、中心に黄色い紙を入れたら、意外とそれらしく見える(ような気がする……)。
⑬大入り袋の折り方
いろいろ試しているうち、意外とうまくできた! と自画自賛のアイテムなのだけれど、これを折り紙で作りたいと言う人はほかにいないだろうなぁ…。
⑭小判(*本)と俵の折り方
⑮扇子の折り方
たぶん、折り紙の中で一番簡単に作れるアイテムの一つで、しかも、下のサムネのように、和紙で折るととてもかわいい。
⑯伊勢海老の折り方
*本のお節料理の作り方のページ(p26~)にあったものを使わせていただきました。折り方は少し複雑ですが、かなりリアル!
⑰鶴の折り方
「伝承の鶴」は折り方を知らない人は少ないと思うけれど、念のため。
ふう~……これでアイテムは全部そろった……かな?
折り紙で酉の市の熊手を作ろう、などと思う人は本当に少ないと思うけれど、脳トレ活動には最適だと思うから、挑戦してほしいな、と思う。ミニチュア好きだと結構達成感がある!
(続報20210108)♡マーク、ありがとうございました! アイテムが多くて苦労して作った回だったので、見ていただけてうれしいです。著作権の関係で、ここで作り方を紹介できないものもありましたが、本やウェブ情報をごらんになってぜひ「熊手づくり」に挑戦していただきたいと思います。
これからは時期的にはお雛さまかな?と思うので、「3月のミニチュアルームの作り方」もよかったらごらんください。こちらもアイテムが多くて作り甲斐がありますよ!