シンガポールで日本の祭り

秋田市で8月上旬に行われる竿燈(かんとう)まつりの出し物が、今(2019.6.6-9)セントーサのリゾートワールド地下の広場で行われている。提灯がたくさんついた竿を額や腰、肩にのせてバランスを取りながら動く。ビル二階分の高さの天井ぎりぎりにまでとどく竿。数十個の提灯。すごく重たそうで、バランス感覚もさることながら、すいぶん力持ちだなあと感心する。太鼓の伴奏は村祭りの囃子のように、日本人の心を揺さぶる。

そのあと、阿波踊りもあった。高円寺阿波おどり振興協会の人たちみたいだった。「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々!」という徳島の阿波踊りの歌の出だしを思い出したけれど、「みんなで踊ろう」のコーナーになっても参加者は少なくて、ちょっと申し訳ない気持ちになった。せっかく来てくれたのに。と言う管理人も、日本人に流れる「お祭りの血」は騒いだけれど、あの雰囲気では飛び入り参加はできなかった!

春の東北・日本海

今日は珍しく旅の写真。旅行嫌い、買い物嫌いの管理人に代わって(?!)Kちゃんが今、東北旅行中。特急のラウンジの車窓からの風景を送ってくれた。飛行機の旅はイヤだけれど、汽車・列車の旅はいいかもしれないなぁ……。この写真を見て、心からそう思った。今度一時帰国した時には、東京から一度ぐらい外に出てみようかな……。Kちゃんが帰ってきたらお土産話をたっぷり聞かせてもらおう! 昨日は青森で今日は秋田だそう。で、明日あたり新潟? お米がおいしそうで超ヤバい! お酒もおいしそうだから、Kちゃん要注意だよ!

この数日、数年ぶりに仕事に追われて、毎日4時間くらいコンピュータに向かっている。でも、ぜんぜん仕事は進まない。頭と体と心の機能がまったく低下してしまったみたい。あ、低下というか、老化、老化ね。特にやはり眼がだめ。それから心。やり抜くぞ!という気力がわかない。すぐに頭がグルグルしてくる。でも、やるんだ! やれ!

仕事があるとやはりそれが優先順位一位になるから、ちょっとブログが後回しになる……でもうじき一周年だから、これもがんばりたいんだ! がんばれ!

母の日っていいな

今日は母の日。金曜日の次女に続いて「シンガポールの長女」からも花を贈られた! 母の日っていいな。「あ、自分は母だったんだ」って思う。だから「もう少しがんばんなくっちゃ」と思う。だからいい。何でも、自分にがんばんなくっちゃ、と思わせてくれるものはいい。今日はがんばってブログを三つあげたよ。母はがんばっているよ。ありがとう、子供たち!

アップルウォッチのすゝめ

シニア世代に片足を突っ込んだあたりで、息子からお古をもらったアップルウォッチ。管理人がテクノロジー苦手人間であることを重々承知の彼から、「使わなかったら返してよ」と言われていたが、一年以上愛用して、とうとう二代目も手に入れた。今は家にいるときは多少濡れてもいいベルトのついた初代、外出するときはレザーベルトの二代目、と使い分けている。

一番気に入っているのは、アクティビティの自動記録機能。運動嫌い、出嫌い、だから慢性的に運動不足の管理人は、この機能のおかげで少し無理してでも身体を動かすようになった。とくに先月はがんばった。写真にある三重丸は、三つのアクティビティの目標が達成されたことのしるし。なんと、先月、約一年と十か月目にして、はじめて毎日三重丸がついた! 消費カロリーの目標値は、年齢などをもとにアップルウォッチが決めてくれた値からわずかに増やしただけで、すごく低いのだけれど、それでも、毎日達成するのは結構大変だった。

それで、最後に言いたいこと。ちょっと小さくて文字がみえにくい不便さはあるけれど、シニアこそ、スマホとかアップルウォッチとかを利用して、頭の老化を防いだり、運動不足を解消したり、人と連絡を取り合ったり(これは個人的には苦手)、おもしろいことをさがしたりしたらいいんじゃないかなぁ? 持ち歩かなくていいのならば、iPadだったら画面も大きいし、電話も使えるらしいし(この辺はよくわからない)。日本は四人に一人は65歳以上とかいう時代らしいから、いわゆる「シニア・フレンドリー」なIT機器がもっともっとでてきてもいいのにな、と思う。

イケアのフロアランプ買った

やっと念願の照明を買った。このところずっと夜、本が読みにくくて仕方がなかったが、「先天性・先延ばし症候群」のせいで一日延ばしにしていた。でも最近、白内障が悪化したのか、本がすごく読みにくくなって、とうとう腰をあげた。それに前にK子さんちで見かけたイケアのフロアランプがすごく機能的で、ぜひ試してみたかった。で、買ってきて、読書の時自分が座る側に置いた。実に具合がいい。もともと部屋全体が明るいのが好きなので、てっぺんの大きなライトがすごく気にいったし、本を読むときは下向きのライトで手元の暗さが完全に解消! で、数日後、CDプレーヤーを操作しながら(そうです、私はいまだにCDプレーヤー使っています)、中国語の勉強をしていた時、リモートコントローラの関係でソファの反対側に座らなければいけないことに気が付き、なんともう一台ランプを買ってきた! うう……ちょっと照明器具屋さんみたい? でも写真を見たK子さんが、「大学の図書館みたい」と言ってくれたから、「うん、うん、そのアイディアいただき!」と思った。

桃源郷に春が来た!

シンガポールにいると、本当に季節の感覚がなくなる。四季がないから当然だけれど、でも、日本人としてDNAのどこかに組み込まれているのか、今日はすごく春を感じた。で、なんとなくコンピュータの中の画像を観ていたら、ずっと前に書いたいたずら描きが見つかった。しわくちゃの紙にペンを遊ばせているあいだにぐちゃぐちゃと描いた、イラストとも呼べない本当の「いたずら」描きだけれど、見ていると、春を待ちわびる自分の気持ちが感じられて切なくなる。

昨日から復習をし始めた古琴曲も桃源郷に訪れた春の暁を歌った曲。でも、この曲はすっかり忘れていて、一日でやっと5行くらい弾けるようになった。これは切なくなると言うか、情けなくなる。おまけに、早くも今日はあきらめて、新曲ばかり練習している。いかん、いかん。

テルミンという不思議な楽器

この楽器は、今からちょうど100年前の1919年に、ロシアのレフ・セルゲーヴィッチ・テルミンという人が発明した世界最初の電子楽器。私は、かの有名な(!)オカルト雑誌『ムー』で読んで、昔から興味があった。だから数年前に学研が『大人の科学』という雑誌の特集でこの楽器を取り上げ、簡易ミニチュア版を発売した時、手に入れた。音が出る原理はよくわからないが、手の動きで電磁場に変化を起こしてそれを音に変えているらしい。発明者自身が演奏している、おそらく大変貴重なビデオがこれ:

で、管理人によるミニ・テルミン初演奏がこれ:

すごく音痴になっている! 何の曲かわかりますか??(答えは下)
で、プロの演奏はこうなる:

すごい!

(管理人が演奏していたのは『アメイジンググレイス』でしたっ!)

 

中国結び春節の飾り


中国結びで先日作った飾りに日本の折り紙の鶴を加えて、日中合作の春節の飾りを完成した。今年はあと五日で春節だから、間に合った! 日本では門松や松飾など、正月の飾りを大みそかに飾る「一夜飾り」はよくないと昔から言われているが、中国ではどうなのだろう……ともかくも、間に合ってよかった。それに、日中合作というのが気に入っている。もしかすると伝統に反するということで、中国の方には不評かもしれないけれど、シンガポールはいろいろな文化が融合しているところがいいところでもあるから、大目にみてくださ~い!

東京から見えた富士山


ちょっとわかりにくいけれど、これは東京、新宿から電車で10分ほど西に行ったところの駅のプラットフォームから2019年1月3日に撮った富士山の写真。お正月は都心の車の数が減るので、空気がきれいになって東京から富士山が見える確率が高くなる。この駅と富士山頂は直線距離にして約90キロメートル(グーグルマップ上で、物差しで測って計算した…)。ビルやテレビアンテナに囲まれても、邪魔されても、富士山はそれをものともしない。富士山信仰のあつかった昔の人ならずとも、思わず手を合わせたくなる。
だいぶ遅ればせながら、改めて明けましておめでとうございます。やはり、富士はニッポン一の山!

中国結び正月飾り

この四枚の写真は悪戦苦闘の足跡! 今回はビギナーズラックはなし。初回のトライは紐を引き締め始めたときに、「え、えっ!」となった。自分では本の通りにやったつもりだったから。二回目は多少ましになって、網目状になっている部分が出てきてはいるが、写真に撮ったこの段階ですでにだめだとわかった。三回目は二回目からあまり進歩なし。そこで、参考書を日本語の本に変えてみた。この本に載っている結び方は、できあがりは中国版と同じだが、結ぶ順序が違う。それに引っ張り出す「耳」の数が少ないので、中国語版と同じ数にしてやってみた。(最初の三回も、四回目のこの写真と同じように待ち針を使って作りました)。でも、この耳を一つ増やしたことで、作り方の説明が用をなさないものとなってしまい、見るも無残な結果に。よけいなことしなきゃよかったと思いつつ、やはり「耳」がたくさん出っ張っているのが作りたくて、中国語版に戻って、説明をしっかり読み、「科学的分析」をして、法則性を見つけて、再挑戦!

できた! でも、耳を引き出したあとの完成形、ちょっと中央部分がもこもこしている……最後の「紐を引き締めて形を整える」という部分に関して、中国語版ではまったく説明も、注意もなかったので、適当にやったら、こうなった。あとで見たら、日本語版には、最初から全体に締めていくのではなく、順送りに少しずつ形を整えながら締めていくようにと注意がついていた! 正直、結び終わったとき、「できたぞ!」と思ってあせって引っ張った。何事につけ、あせりは禁物。心配性であせり症・あわて症の管理人にはまたいい勉強になりました。それから、やはり説明書は先にきちんと読みましょう!
一回のトライに1時間半から2時間くらいかかっています(違う日にやりました)。時間と根気が必要な伝統工芸!